薬王院を通る1号路をはじめ、高尾山にはさまざまな登山コースがあります。脚力や目的に合わせて、お好みのコースで山頂を目指してはいかがでしょうか?
近年高尾山への来山者が多くなりました。そのため地域の行政・団体・企業等で構成された「高尾山地域連絡会」が「高尾山利用ルール」を定めました。 高尾山の大切な自然を守るために、ぜひ来山前にご一読いいただき、ご理解ご協力いただきますよう、お願い申し上げます。
1. 計画や準備を万全にする
高尾山では早春まで凍結があり、秋から冬は早く陽が落ちます。生命や身体の安全のためには登山経験者に相談したり、目的地ルート情報を必ず確認し、無理な行動はやめましょう。
2. ゴミは必ず持ち帰る
高尾山は「ゴミ持ち帰り運動」発祥の地です。ゴミのポイ捨ては、自然環境や景観、野生動物に悪影響を与えます。ゴミは捨てずに全て自宅まで持ち帰りましょう。また、ゴミになるものは最初から持っていかないように工夫しましょう。
3. 登山道を外れて歩かない
道から外れて歩くと、道に迷ったり、植生を痛めることになります。また、転落する恐れもありますので、登山道から外れないように歩きましょう。
4. 動植物は大切にする
多様な野生生物は自然を形作る重要な構成員です。生態系を保全するために、動植物の採集・採取はご遠慮下さい。
5. 火の始末をきちんとする
タバコの投げ捨てなど山火事の原因となるようなことはやめましょう。
6. トイレなどの公共施設をきれいにつかう
高尾山を訪れる人々全てが気持ちよく使えるよう気をつけましょう。
7. ペットにはリードをつける
ペットを連れてあるく際には、糞や体毛などの始末をし、リードでつないだりゲージに入れたりして、体臭、鳴き声などで他人に迷惑をかけないように歩きましょう。
8. マウンテンバイク等車両を乗り入れない
歩行者に危機感を与えないために、また、登山者や植生を痛めないために、登山道へのマウンテンバイク等車両の乗り入れはやめましょう。
9. 生き物にエサをやらない
野生生物に悪影響を及ぼす恐れがあります。野生生物にエサを与えるのはやめましょう。
1967年(昭和42年)、国は高尾山およびその周辺を明治100年事業のひとつとして「明治の森高尾国定公園」に指定しました。 東海自然歩道は、「明治の森高尾国定公園」と大阪の「明治の森箕面国定公園」を結ぶ、緑豊かな自然と貴重な歴史を伝える文化財を訪ね、 心身の健康と安らぎを与える総延長約1,697kmの長距離自然歩道です。なお、高尾山・自然研究路の1号路の入口に、東海自然歩道起点の碑があります。
この「東海自然歩道」には、気軽に楽しめる日帰りコースを中心に22のコースが選ばれています。
京王線高尾山口駅~1号路~高尾山薬王院~高尾山頂~小仏城山~相模湖方面~相模ダム~相模湖駅のコースもそのひとつです。