高尾山ブログ 天狗のひとり言


もみじ膳はじめました


10月 14

2010年10月9日(土)

 

 

 

    10月9日(土)より11月30日(火)まで秋の特別精進料理

    「もみじ膳」が始まりました。

    今年の秋も大変混雑が予想されます。すこしでも多くの

    方に精進料理を召し上がって頂きたく、大広間ですが

    予約なしでのご案内となります。

    ただし、団体様や法要等お寺の行事で大広間を使用

    する日はお断りすることがございます。

    また、用意できる食材にも限りがありますので、お早め

    の受付をお願い致します。

    内容は以下の通りとなります。

    期間 10月9日(土)から11月30日(火)まで

    ※ご案内出来ない日もありますので℡でご確認下さい

    受付 11:00~客殿大玄関にて

    値段 もみじ膳2500円 飲物は当日注文いただけます

    会場 客殿大広間

    献立 時期によって変わる場合がございます

    尚、11月になると道路・ケーブルカー等混雑が予想され

    ますので時間には十分余裕をもってお越し下さい。

    本日も雨の中、予想を上回る方がお越しになりました。

    皆様のお越しを心よりお待ちいたしております。

 

 

    人生の道しるべ

 

    悉有仏性(しつうぶつしょう)

 

    宇宙に存在する全てのものは仏心をもっている

 

    生きる命を大切に




奉納太鼓


9月 20

2010年9月17日(金)

 

 

 

    絹太鼓保存会の皆様による奉納太鼓の演奏が行われました。

 

    

    新作の楽曲は天狗様をイメージしたもので、境内の天狗像の

 

    前で披露されました。

 

   

    今日演奏された2曲は、大天狗の様に堂々とし、小天狗の

 

    様に颯爽とした、迫力のあるものでした。

 

 

    人生の道しるべ

 

    天真(てんしん)

 

    ありのままに かざりのない 人の心




「鳴く虫の王様かんたんの声を聞く会」


9月 20

2010年9月11日(土)

 

 

 

    「鳴く虫の王様かんたんの声を聴く会」が催されました。

 

    薬王院大本坊の前に集合された参加者の方は、最初に虫供養の法要に

 

    ご参加頂きました。

 

    

    本坊では早めの夕食となりましたが、精進料理をご堪能いただき、

 

    その後、講演会となりました。

 

  

    帰り道で、明かりのついた灯篭に見送られると、日が沈むのが

 

    早くなったと感じます。

 

 

 

    人生の道しるべ

 

    道

 

    道は時に 太く細く 大きく小さく 高く低く 変転する

 

    人の生涯もそうしたもの




聖天堂開扉法要


9月 20

2010年9月11・12日(土・日)

 

 

 

    毎年9月の第二土・日曜日に聖天堂開扉法要が執り行われます。

 

    聖天堂の扉が開き、堂内を見ることが出来るのはこの2日間だけです。

 

  

    大山御貫首様御導師の許、執り行われた法要では家内安全等が祈願され、

 

    その場に居合わせた御信徒の方々も手を合わせていました。

 

 

   

    聖天様(歓喜天)は御本尊である飯縄様を表す五相の仏様の内の

 

    ひとつです。

 

    人生の道しるべ

 

    日月無私照(日月に私照なし)

 

    月や日は私心なく公平に万物を照らす

 

    特に人が人に接する時にこの心が大切である




仏舎利塔奉安懸仏総供養法要


9月 20

2010年9月7日(火)

 

 

 

    仏舎利塔奉安懸仏総供養法要が執り行われました。

 

    第五期の節目でもありましたので、それまでお申し込み頂いた方々

 

    の総供養も合わせての法要となりました。

 

 

 

    大山貫首様御導師の許、法要は魔事なく執り行われました。

 

 

    場所をかえ、本堂での大護摩供の後、本坊でお斎となりました。

 

 

 

    第五期でお申し込みの方には「回向の証」が授与されました。

 

    仏舎利が奉安されているのは日本では高尾山と名古屋の

 

    日泰寺さんの二ヶ所だけだそうです。

 

    仏舎利塔は年に数回しか開扉されません。花まつり・成道会の

 

    時など是非、お越しいただけたらと思います。

 

 

    人生の道しるべ

 

    苦難を突き抜けたところに 本当の喜びが生まれる




願叶輪潜(ねがいかなうわくぐり)法要


9月 06

2010年9月4日(土)

 

 

    

 

 

    9時半の御護摩を厳修後、境内山門前広場へ法螺貝を響かせ向かう。

  

 

     願叶輪潜(ねがいかなうわくぐり)の石碑が境内に新たに建立され

    開眼の法要が大山御貫首様御導師の許執り行われました。

 

 

     御貫首様を先頭に僧侶の方々が願叶輪をくぐります。

 

 

    続いて大勢の参拝者の方々がそれぞれの願いを胸に願叶輪をくぐり、

    御本尊様に願いが届くように大錫杖を打ち鳴らしました。

 

 

    さて、みなさんの願いは何でしょうか?

 

 

    人生の道しるべ

 

    愚痴からは 何も生まれて来ない

    




第三回高尾山天狗サミット


9月 02

8月28日(土)

 

 

 

    今年で三回目となる高尾山天狗サミットが盛況のうちに終了しました。

    高尾山内には天狗にまつわるパネルが至る所に展示されており、道

    行く人々も足を止め、興味深く読みいっていました。    境内の特設売り場には様々な天狗グッズが並びました。

    「昔話の中の天狗」という事で高尾山とんとんむかし語り部の会の皆

    様による昔話の実演があり、天狗様に親しみを感じるひと時でした。

    天狗研究家の森田修示さんは奥様との思い出を交えながら全国の

    天狗事情を楽しくお話下さいました。

    最後は高尾山の山伏による修験道講座がありました。「修行得験

    の道」である修験道の基本的な解説や山伏の道具の説明(山伏と

    天狗の格好は似ています)がありました。

    皆さんも高尾山に天狗様を探しに来てみてはいかがでしょうか?




夏の高尾は天狗がいっぱい。


8月 13

2010年8月13日(金)

 

 

 

    お盆休みに入り、高尾山にも朝からたくさんの方々がお越しになっています。

   

    特にこの時期は、お子様の姿が多くみられ境内は賑わっております。

 

 

     薬王院の山門をぬけるとすぐにある大小天狗像、迫力ある天狗さまの前で

    

    記念撮影をする姿をよくみかけます。札所前のおみくじには“恋”や“開運”

 

    など楽しみがいっぱいです。

   

 

    「高尾山の天狗伝説をたどる」と題した京王電鉄さん主催のポスター。

 

    山内には天狗にまつわるパネル展や、天狗イラスト展などを

 

    開催しております。この夏、天狗を探しに出かけてみてはいかがですか。

 

 

    仁王門をぬけるとすぐ正面が薬王院の大本堂。山頂へ向かう人も

 

    御本尊さまの前で合掌。

 

    急ぐとも、止まって一礼ご本尊

 

     高尾山オリジナルの有機栽培茶「天狗力茶」。登山の疲れを癒すさっぱり

 

     とした味わいが人気です。(境内 自動販売機にて購入できます。)

   

     

 

       8月1日(日)より、手軽に精進料理を楽しんでいただこうと、

    夏の「小天狗膳」が始まりました(~8/31まで)

    看板が出ている日は、ご予約なしでご案内いたしております。

    午前11時から受付を開始いたしまして、午後12時30分頃には、

    完売してしまうことも・・・。

    普段はなかな入ることが出来ない大本坊でのお食事となります。

    バテた体にも食べやすい、おそばを中心としたメニューとなってお

    ります。疲れた体と心を癒す高尾山と精進料理、ぜひ御来山・御

    賞味ください。詳しくは、ホームページをご覧ください。

 

 

    人生の道しるべ

 

    お陰さま 全てのものに支えられている自分を知ろう

    




こどもやまぶし修行体験会


7月 26

2010年7月25日(日)

 

 

 

 

 

    朝から厳しい日差しが照りつけるこの日、今年で7年目となる

 

    「こどもやまぶし修行体験会」が行われました。

 

    ぞくぞくと子供達が集まり、95名の参加者と14名の先達の山伏が、

 

    法螺貝の合図で薬王院へ向け出発した。

 

 

 

 

     琵琶滝にて滝行を経験し、薬王院までの山道を登りきった

 

     子供達は、おいしそうにアイスクリームを食べていました。

 

 

     厨房でつくった「精進カレー」をお昼御飯としてご用意。

 

     大きな鍋で作ったカレーはとってもおいしい味になります。

     (もちろん甘口です。)

 

 

     食事後は、好きな色の珠を選んで、世界でたった一つの腕念珠を作る

 

     体験をしました。

 

     一つは自分のために・・・もう一つは自分があげたい人のために

 

     一生懸命作っていました。

 

 

     薬王院の本坊を出て、柴燈護摩道場へ向かう子供達を出迎える

 

     御導師。帽子をとって「こんにちは」と大きな声で挨拶しました。

 

 

 

    子供達は道場の外にて参列。護摩壇に点火されると、やがて

 

    あたりは紫煙で覆いつくされ厳かな雰囲気に包まれた。

 

 

 

    子供達は、道場の中に順番に入ると自分でつくった腕念珠を護摩壇に

 

    かざし浄化、パワーを入れて持ち帰る。

 

 

    今回参加された子供達は、小学1年生~6年生。指導に当たった山伏から

 

    お迎えの保護者の皆様へ報告と感想が述べられた後、子供達一人一人に

 

    終了証が渡された。まだ始まったばかりの夏休みのひと時を、高尾山で過

 

    ごした子供達は、たくましくなって元気に帰っていった。

 

 

    人生の道しるべ

 

 

    耳の痛いことを言ってくれるのが 本当の友




声明と精進料理の集い開催


7月 22

2010年7月17日(土)・18日(日) 

 

 

 

 

    当山で「精進料理の集い」と題しまして、四季に合わせて

 

    特別精進料理を企画しております。

 
    今回は豊かな自然に囲まれた薬王院の大本坊で、

 

    声明を聞き、旬の食材を生かした精進料理をご賞味

 

    いただくために大勢のご参加をいただきました。

 

 

 

  

    声明の舞台となった大本坊有喜閣広間。

 

    照明が消され、灯明の光で皆様をお招きいたしました。

 

 

   

 

    静かにはじまった声明は真言や経文に節をつけ、

 

    唱える仏教儀式の古典音楽です。 

 

 

 

 

    声明の中で、御本尊・飯縄大権現様、並びに大天狗小天狗の散華

 

    まき歌唱する。

 

    散華とは法要を厳修する際に、仏様を供養するために花や葉を撒き

 

    散らします。散華を行うのは、華の芳香によって悪い鬼神などを退

 

    却させ、道場を清めて仏を迎えるためとされているからです

 

 

 

    今回の声明は

        奠供(てんぐ)・・・・・・・・・仏様をたたえる法要の最初に、お供物を供

                       える時にお唱えする声明です。

        理趣経(りしゅきょう)・・・真言密教でよく用いられるお経で、人間は、

                       本来、仏様の様に清浄で、心を清浄に保っ

                       て、世の中をみれば悉く、皆清浄であると

                       説いているお経です。

        不動讃(ふどうさん)・・・衆生のために労働三昧に入り、犠牲的、献

                      身的、そして勇猛なる精神をもって衆生を済

                      度せんとする誓願を立て私たち衆生を導いて

                      くれる不動明王の功徳を賞賛する声明です。

 

                                        の3巻でした。

 

    長いものでは7~8時間もの間、唱えつづけるものもあるそうです。

 

                   

 

    法話の中で声明を説明し、今日ここに参加いただきました

 

    皆様に感謝を伝え、解りやすく丁寧にお話されました。

 

 

   

     味や献立だけでなく、作法や考え方にも寺院ごとに特色がある精進料理。

 

 

     仏教を知る入り口のひとつとして、一度召し上がってみてはいかがでしょうか。

 

 

 

          人生の道しるべ 

 

 

     度量の広い人でありたい