高尾山ブログ 天狗のひとり言


成人の日


1月 14

     1月14日(祝)

 

 

 

 

     今朝お山にも白い便りが届きました。朝のお勤め前あたり

     から、雨が姿を変え、雪・雪・・雪・・・積もる・積もる・・。

     ただ、この配達係はどうも女坂より上にした配達しなかった

     ようで、麓はまだ雨とのこと。

     雪と言えば、初雪の朝、静寂の音に起され、急いで窓の外

     を眺めると白い世界が一面に広がっていて、気持ちが昂る

     (雪かきの苦労はすっかり忘れて)という経験のある方も多

     いのではないかと思います。

     さて、新成人の皆様、おめでとうございます。

     生憎のお天気ですが、自分が今よりもずっと若かった頃、

     あの年の成人式も大雪でした。今では、良い思い出です

     が、一般的に思い出の何が良いかと言えば、美化される

     ことはあっても、基本変わらないこと。忘れることはあって

     も・・・。

     10代の10年と20代の10年を比較すると、倍くらいの

     スピードに感じます、いわんや30代・・・をや。

     となれば、新成人の皆様、未来を憂慮し、過去を懐か

     しむ暇などないのです。1日1日を1分1秒を大切に過ご

     して下さい!とエラソーに言いたいところですが、偉い

     僧侶ではない私としては、どうせ思い出しちゃうなら、

     怒りや悔いが込み上げてくるものより、心が満たされ

     幸せに感じるものにしたいですね。毎日が思い出作り。

     天狗の落とし文

       浮かれない 騒がない 調子にのらない




奉納舞


1月 04

     1月3日(木)

 

 

 

 

     三が日はお天気にも恵まれ、多くの御信徒の皆様が

     御来山下さり、高尾山もお正月らしい賑わいとなりま

     した。

     安全面を考慮し参拝に規制をかける時間も多く、御

     迷惑をお掛けいたしましたが、お陰様で大きな事故

     もなく、魔事なく三が日を終えることができました。

     ご協力有難うございました。

     3日の午後には、観世流の能楽師 山中迓晶さんの

     奉納の舞が御本社で行われ、可愛らしい娘さん二人

     と競演となりました。

     「老松」「合甫」「翁」「絃上」の一部分が演じられ、

     山中迓晶さんの謡と舞に寒さを忘れるひと時となりま

     した。

     天狗の落とし文

         志し 高き人の 道はひらける 




本日の朝日が綺麗でした


1月 02

     1月2日(水)

 

 

 

 

     今朝の朝日がとても綺麗でしたので、アップします。

     護摩受付所の横から撮影しました。6時50分頃です。

     本日、風はありますが、お参り日和です。昨日も沢山の方々が

     参拝にお越し下さいました。

     お休みで体を鈍らせたくない方、登山がてらにいかかですか?

     天狗の落とし文

        人生って 山を越えたら また 山があるもの




新しい年の始まりに


1月 01

     1月1日(祝)

 

 

 

 

     新春特別開帳大護摩供の勤修と共に新たな年がやって

     きました。

     除夜の鐘の響きが冷たい空気を砕き、境内が沸き立ちます。

     本堂の中では、御貫首御導師による護摩が厳修され、堂内

     から溢れんばかりの御信徒の皆様が、まっさらな気持ちに

     新たな決意と願いを一心に祈っていました。

     夜明け前に気温がグッと下がるなか、山頂では、迎光祭が

     執り行われ、大いなる太陽に万民法楽・世界平和等が祈願

     されました。

     雲が低く、太陽をなかなか拝むことが出来ませんでしたが、

     雲の切れ間から覗いた光にふれ、心身ともに清々しくなる

     ような感覚となりました。

     「願いごと」は裏を返せば、成就させるために、自分が何を

     すべきか考えることでもあると思います。

     今年の指針となるような「お願い」をしに初詣に行ってみては

     いかがでしょうか。そして、本年が皆様にとってより良い年で

     ありますように・・・合掌。

     天狗の落とし文

               一 念 発 起