高尾山薬王院とは
9月 24
「高尾山薬王院有喜寺」
正式名称「高尾山薬王院有喜寺」は、
今から1260余年前の天平16年(744)に、
聖武天皇の勅令により東国鎮守の祈願寺として、
高僧行基菩薩により開山されました。
薬王院の名は創建当初、
薬師如来をご本尊とした事に由来します。
現在は真言宗智山派の大本山として、
「成田山新勝寺」「川崎大師平間寺」「高尾山薬王院」が、
三大本山として知られております。
南北朝時代の永和年間(1375)には、
京都醍醐山より俊源大徳が入山し、
八千枚の護摩供養秘法の後、
今のご本尊「飯縄大権現」を奉祀し中興されました。
戦国期、
飯縄大権現は戦国武将の守護神として崇敬され、
上杉謙信や武田信玄の兜表にも奉られ、
また北条家の手厚い保護も受け江戸期に入ると、
徳川家(特に紀州家)との仏縁により隆盛をむかえます。
古来、高尾山は修験道のお山といわれております。
修験道を修める人のことを山に臥し野に臥しながら修行することから
「山伏」と呼ぶようになりました。
高尾山には、
今もなお「琵琶滝」と「蛇滝」の二つの滝を擁し、
滝修業の道場として、一般の方にも門戸を開いております。
詳しくは、「高尾山薬王院公式サイト」をご覧ください。