高尾山ブログ 天狗のひとり言


お餅つき


12月 25

     12月25日(火)

 

 

 

 

     参道の脇では、霜柱が寒さに背筋をピンと伸ばして立っています。

     元旦の天気予報が気になる頃となりましたが、どうやら近年では、

     寒い部類のお正月になりそうです。例年なら一番寒い時期用の

     防寒着をこの時期に着てしまっている私。どうしましょう!?

     さて、先程、お正月のお飾り用のお餅つきが終了いたしました。

     御貫首もまだまだ若い者に負けない位、いい音をたてて杵を振り

     下ろしてました。

     お餅つきが終わると、いよいよ年の瀬。タイムリミットが近づいて

     来たような、正体不明の忙しなさが押し寄せてきます。

     「終わりよければすべてよし」は中学時代の担任の口癖。

     この一年を台無しにしないように、残りの数日を大切に過ごしたい

     ものです。

     天狗の落とし文

               笑顔 忘れずに

     




納札供養・星祭り


12月 23

12月23日(祝)

 

 

 

 

     19日(水)には山麓の祈祷殿にて、納札供養の柴燈護摩が

     厳修され、御信徒の納めた役目の終えた、古い御札をお焚き

     上げいたしました。

     21日(金)には大北斗祈祷会(星まつり)が開白され冬至に

     あたる22日(木)の早朝に結願となりました。

     星供曼荼羅を御本尊として、御貫首御導師のもと山内僧侶の

     読経が薄暗い本堂に響きました。星まつりの祈祷には、法螺

     貝の音も心経の太鼓の音もなく、僧侶の唱える、お経と御真

     言の迫力・リズムと護摩の炎と灯明の揺らめきに溶け込むよう

     な感覚となりました。

     結願の祈祷を終えて本堂をでると、東の空に真っ赤な太陽が

     昇り始めていました。

     天狗の落とし文

              確固たる信念を




おみがき


12月 19

     12月18日(火)

 

 

 

 

     今朝は白い靄と温い空気に包まれての通勤となりましたが、

     ケーブルカーの山上駅に着くと、見渡す景色は雲海。

     1年に1度見られるかどうかの素晴らしい眺めでした。

     寒い日が続いておりましたが、小春日和のお天気に恵まれ、

     ほっこりとした空気の中、御本堂でおみがきが行われました。

     御貫首・山内職員に加え、御信徒の皆様、地元商店の皆様

     など、多くの方が御参加下さいました。

     本堂・本社・奥の院・大師堂の仏具を磨きながら、1年を振り

     返り、新年を迎えるにあたっての自身の心の準備をする時間

     となりました。

     天狗の落とし文

                 気分転換を




すす払い


12月 14

12月13日(木)

本日、御本堂のすす払いを行いました。

笹竹を使って、一年の埃を落とします。TVなどで良くみる光景です。

屋根裏に上り、天井のすすを集めます。梁から落ちないように・・・

堂内もハタキを使って、すすを払います。顔は真っ黒になります。

仏具もすみずみまで、キレイにします。

仏像は僧侶によって、筆で丁寧にすすと埃を払います。

仕上げは雑巾がけをして終了。

12月18日(火)には、『おみがき』を行います。どなたでも

参加出来ます。是非、ご参加ください。

天狗の落とし文

自ら 進んで 動くこと




成道会


12月 08

     12月8日(土)

 

 

 

 

     カレンダーも残すところ1枚となりました。つい先日まで鮮やかに

     お山を染めていた紅葉も寒さにからだを丸めるようにハラハラと

     地上に舞い落ちています。敷き詰められた落ち葉を踏むと秋の

     余韻と暖かさを感じますが、吹き付ける風が身体の芯まで届く

     ような冷たさになってきました。

     高尾の季節も冬へと移り行くところです。

     12月8日はお釈迦様が悟りをひらかれた日とされています。

     本日、御貫首御導師のもと仏舎利塔にて成道会の法要が執り

     行われました。

     澄み渡った真っ青な空と空気に心が洗われるようです。

     忙しない12月、皆様風邪などひかぬようお過ごし下さい。

     天狗の落とし文

           考え方 ひとつで 生き方が かわる