高尾山ブログ 天狗のひとり言


3連休の高尾山薬王院


9月 25

2011年9月25日(日)

 

 

 

    先日の大型の台風の通過により高尾山も南風の影響を受けましたが    

    ケーブルカーより薬王院への表参道は綺麗に掃除され安心して

    お参りできるようになっております。

    秋らしい気候となった3連休中の高尾山はお天気にも恵まれ、

    多くの方がご来山しました。

    お札授与所には沢山の種類のお守りがならび、自分だけのお守りを

    さがすのも楽しみのひとつなのかもしれません。   

    行楽の時期になると、恋愛成就を祈願する女性の姿が多く見受けられます。

    もちろん男女問わず、お参りいただけます。

    愛染堂:境内 大本堂向かって右側にございます。綺麗な五円で良い縁を

    結んでください。

     喫茶小坊一福には店長手作りのユニークな作品が飾られております。

    中でも一福の「十穀力団子」は、もち米をベースに、大麦・黒米・きび・あわ

    黒豆・緑豆・小豆・黒ごま・アマランスを取り入れました。もちもちとした食感

    に大きな団子で食べ応え十分です。ご来山の際はお好みで味噌ダレ・黒蜜

    黄な粉をどうぞ。

     10月も近づき、これから高尾山にご来山の際には

    紅葉や花も少しずつ秋の訪れを感じさせてくれることでしょう。

    天狗の落とし文

    

      独りよがりの行動は無責任




仏舎利塔奉安懸佛総供養法要


9月 24

     2011年9月21日(水)

 

 

 

 

     台風の影響で、雨の降りしきる中ではありましたが、仏舎利塔

     奉安懸佛総供養法要が執り行われました。

     幸い風が強くありませんでしたので、テントを設置し、30名以上

     の方々に見守られての法要となりました。

     僧侶による法話に引き続き、御貫首御導師のもと法要は執り行

     われ、各々のご家庭の先祖代々のご供養とお釈迦様との御勝

     縁が結ばれました。

     天狗の落とし文

              一生懸命




交通安全祈願祭 高尾交通安全協会主催


9月 18

2011年9月17日(土)

 

 

 

 

    時々雨まじりの空の下、高尾交通安全協会主催による交通安全祈願祭が

    山麓自動車祈祷殿広場にて執り行われました。

    いつもより華やかに飾られた本尊様を前に山伏たちは護摩壇を組み立て

    ます。 

    午後1時30分 ケーブル駅前広場にてセレモニーの後、パレードの出発

    となりました。

    法螺の音とともに高尾商店会通りを練り歩き、甲州街道・高尾山入口

    交差点では山伏のご祈祷が行われました。

    祈祷殿に到着の後、願文が読み上げられ柴燈護摩が開始されます。

    壇に火が入ると大山御貫首大導師の許、交通安全祈願が厳修され

    ました。

    高く燃え上がる炎の中に願いの込められた「交通安全祈願」の撫で木は、

    安全協会役員・指導員・交通少年団の皆様の手によって護摩壇に投げ

    入れられました。

    市民の安全・交通安全を願いは煙とともに御本尊様へ届けられ、祈りを

    奉げた祈願祭は無事執り行われました。

 

    天狗の落とし文

    

    大道(だいどう) 人の進む 正しい道




聖天堂開扉法要


9月 12

2011年9月10・11日(土日)

 

 

 

 

     毎年9月の第2の土曜・日曜は聖天堂の開扉法要がございます。

     空が少しずつ高さを増す中、今年も11日12日と聖天堂の扉が

     開かれ、一年ぶりに観音様のお姿を拝することができました。

     この土日はお天気も良く、多くの方に御来山頂ました。当山の僧

     侶が土日に配布している“天狗の落とし文”も大勢の方に、お持ち

     帰り頂けたのではないでしょうか。天狗の一言が皆様の生活の中

     でお役にたつかもしれません。

     “天狗の落とし文”は、この9月から記念品売場にて扱っている、

     「天狗の鼻 かりんとう」にも同封されております。かりんとうは、

     「黒糖」「塩と甘蜜」「しょうゆ」の三色がございます。次回御来山の

     折には、是非、お試し下さい。

 

     天狗の落とし文

            常に動いている水は くさらない 人間も同じ




鳴く虫の王様 カンタンの声を聞く会


9月 11

2011年9月10日(土)

 
 
 

 

 

    高尾のお山では朝晩の気候が少し涼しくというか肌寒く感じるように
    なってきました。また草木や花・虫たちも秋の訪れを少しずつ感じさせて
    くれています。    
       なかでも「カンタン」の美しい鳴き声は、”鳴く虫の王様”と称されるほどです。
     八王子観光協会様主催で執り行われたこの集いは、
    夕方に高尾山薬王院に集合となりました。    一行は薬王院の大本坊前にて虫供養にご参列いただき、 精進料理の
    夕食を味わい、講師の先生によるカンタンや八王子周辺の虫の生態に
    ついての講義をお聞きになりました。     この日の精進料理の献立は月見を思わせるお団子付きです。
    帰路は虫の声に耳を傾け灯篭の照らされた参道を歩き、
    秋の気配を感じたことと思います。
 

    天狗の落とし文

    

    自分が笑えば 相手も笑う




東日本大震災被災地復興祈願合同法要


9月 09

2011年9月7日(水)

 

 

     西日本に大きな被害をもたらした、台風が去り、高尾山にも秋の

     気配が感じられるようになりました。日差しはまだまだ強いです

     が、まとわりつくような暑さから、カラッとした暑さへ変わりつつ

     あります。青々と力強く繁っていた葉っぱも少しずつですが黄色

     く色づいてきました。日没も明らかに早くなり、ここぞとばかりに、

     虫たちが鳴き始めました。秋はもすぐそこまできています。

     3月の火渡り祭の前々日に起きた、東日本大震災から半年が

     経とうとしております。我が家に届く朝刊には、未だに亡くなられ

     た方の御名前が掲載され続けており、毎朝目を通すよう心がけ

     ています。復興という言葉が軽くならないようしたいものです。

     さて、7月9日に北口本宮冨士浅間神社様と合同で行った、復

     興合同祈願祭からも2ヶ月が過ぎ、今度は、高尾山に場所を移

     して復興祈願の合同法要が執り行われました。

     当日は、浅間神社の関係者の方をはじめ、大山阿夫利神社様、

     富士講の皆様、当山役員の方、高尾山修験道有縁の方々、地

     元商店街の方々に100名以上お集まり頂き、殉難者のご供養

     と被災地の復興の促進が神仏融合の中で祈願されました。

    薬王院の僧侶と浅間神社の神職が合同で本堂へ向かいます。

     ご本堂内には神仏融合の尊い雰囲気が流れます。

     修祓の儀。最初に全員で御祓いを受けます。

     祝詞奏上。浅間神社宮司様による祝詞の奏上。

     大祓奉唱。一同で大祓を唱和いたします。

     一同で般若心経を唱えている間、お焼香をまわします。

     御貫首御導師のもと復興祈願の御護摩を厳修。

     外では堂内に入れなかった大勢の方々も手を合わせていました。

     蘭陵舞。引き続き堂内では蘭陵の舞が勇ましく奉納されました。

     豊栄舞。御神楽には、鎮魂の為の舞もあるそうです。

     宮司様・御貫首が代表して玉串拝礼。

     最後に御貫首と宮司様にご挨拶頂き、この度の法要は終了いたしました。

     震災から半年が経ちました。が、復興への道のりはまだ半ばも過ぎてお

     りません。皆様の思いがとどき、行動が実り、一日でも早く被災された方々

     に心休まる日が訪れることを願います。

 

     天狗の落とし文

               支え合って 力が集まる