高尾山ブログ 天狗のひとり言


涅槃会


2月 22

2月15日(月)

過日の陽気に暖められた土の上に、羽毛のような雪がひらひらと

舞い降りてきては消え、震えるからだに静寂が沁みます。

法螺貝の音が有喜苑に鳴り響くと涅槃会の法要が御貫首御導師

のもと、仏舎利塔にて執り行われました。

高尾山涅槃図

哀しみの渦の中で穏やかなお顔で横たわるお釈迦様。

書院に場所を移して、引き続き涅槃会の法要が執り行われました。

天狗の落とし文

我慢知らずに 育てるな




初甲子大黒天祭


2月 21

2月12日(金)

暦の上で初甲子にあたる今月の12日、境内本社横にある

大黒天碑の前で大黒天祭法要が執り行われました。

初甲子の日といえばまだ真冬の寒さで降り積もった雪が眼前に

広がる、そのようなイメージがあるのですが、今年は朝から

暖かく、日向にいると上着がいらない位の陽気でした。その

おかげか、例年よりもお参りされた方が多かったように思います。

大黒様にお供えした茶飯は参拝された方にも振る舞われました

が、おかずがなくても美味しいと好評でした。かく言う私も

しっかりご相伴にあずからせていただきました。ごちそうさま。

天狗の落とし文

人生の歩み方軽くなってはいけない




高尾山初午福徳稲荷祭


2月 07

2月6日(土)

本日は2月最初の午の日です。高尾山でも初午福徳稲荷祭の法要が

御貫首御導師のもと稲荷社にて執り行われました。

地域によっては、初午の五色の旗に字の上達を祈願する風習があるそうですが、

はたして、自分は昨年より上手に書くことが出来ていたのか・・・

出来ていたことにしましょう。

天狗の落とし文

一番騙し易いのは 自分です




先住忌


2月 06

2月4日(木)

賑やかに執り行われた節分会の余韻の残る立春。

山本秀順前貫首の命日にあたる今日、御貫首をはじめ山内の僧侶・職員

で先住墓地へお墓参りに行きました。

気が付けば、朝の光が差し込む時間が早くなってきました。季節は刻々と流れ、

お山の木々も草花もゆっくりとですが、確実に春へと向かっています。

天狗の落とし文

言葉は 心の窓




節分会追儺式


2月 05

2月3日(水)

立春の前日、暦の上では季節を分ける節分の日に追儺式(ついなしき)は

執り行われます。高尾山では6回の御護摩修行の後、豆打ちの儀(豆まき

)を行いました。

御本堂前の舞台から歳男・歳女の皆さんや特別招待者としてお越し下さっ

た著名人の方々が豆を撒くと、その福を授かろうと境内は熱気で溢れかえ

ります。

斜面に残る雪に空気も冷やされ肌寒い中でしたが、1年の無病息災を願う

多くの方がお越し下さり、気持ちを春に向けさせる1日となりました。

天狗の落とし文

集中力をつける