高尾山ブログ 天狗のひとり言


仏舎利塔奉安懸仏総供養法要


9月 23

9月9日(火)

御貫首導師の許、仏舎利塔奉安懸仏総供養法要が執り行われました。

本日は曇り空で雨も心配されましたが、法要が始まると、

不思議な事に雲間から日差しが差し込み、良いお天気に変わりました。

僧侶による法話に始まり、

御貫首による先祖代々の供養が行われ、回向ノ証がお加持されました。

天狗の落とし文

徳は人を動かす




子供やまぶし修行会と信徒峰中修行会


8月 24

8月24日(日)

8月3日、晴天の中、髙尾山子供やまぶし修行会が行われました。

今回は計118名の小学生が参加しました。

最初は、不安や緊張からか周りの子とも話せず元気のない様子でしたが、

いざ修行が始まると元気にいっぱいに山道を歩いていました。

琵琶滝では、冷たい水に入り山伏から、「お父さん、お母さんの言う事聞きますか?」「食べ物を好き嫌いせず残さず食べますか?」

等の問いに元気に「はい!」と答えていました。

昼食後の念珠作りでは、山伏の言う事をよく聞き、真剣に取り組み、

一つは自分の為に、もう一つは大切な人の為に作っていました。

作った念珠をお加持するため、仏舎利塔の柴燈護摩道場へ向かいます。

こちらで護摩を焚き、皆それぞれのお願い事をし、護摩の火で念珠をお加持しました。

帰りはケーブルカーを利用して、不動院にて修了証が授与され、無事終了しました。

今回の子供やまぶし修行会は炎天下の中で行われ、とても大変だったと思います。

しかしこの辛い修行をみんなで助け合い協力して乗り越える事ができて、

子供たちに自信がついたのではないのかなと思います。

この日の体験を忘れずに日々の生活、一日一日を大切に過ごして頂けたら幸いです。

天狗の落とし文

助け合い支え合い

8月23日第百六回髙尾山信徒峰中修行会が執り行われました。

今回は80名以上の年齢も様々な方々が参加されました。

9時に不動院にて開会式が行われ、行程の説明がされます。

滝行・回峰行を行い、薬王院を目指します。

本堂にて御法楽を。

夕方に千巻経を行い、その後、夕食ののち本堂にて月輪観を行いました。

翌日には、5時半の護摩行に参加し、8時より写経を行いました。

その後、野島清志師によるご法話を聴聞致しました。

そして、柴燈護摩の後、不動院にて修了証が授与され、閉会式を行い無事終了致しました。

天狗の落とし文

人生の歩み方 軽くなってはいけない




第八箇度富士登拝修行成満


7月 24

7月24日(木)

23日夕刻、富士登拝修行一行が山麓不動院に到着致しました。

お陰様で第8箇度目の富士登拝修行も無事成満となりましたことを

ご報告致します。

梅雨が明け、夏の高尾山の暑さに一様に驚いていた参加者ですが、

皆さんの元気な笑顔を拝見し、安心致しました。

本当にお疲れ様でした!

天狗の落とし文

感謝に生きられる人は 心の富める人




第八箇度富士登拝修行始まる


7月 20

7月20日(日)

三連休の真ん中の日、陽がさしたり、曇ったりとハッキリとしない空模様ですが、

気温はだいぶ高く、夏らしくなって参りました。夕立の雷の音も夏の音色に変わって

関東の梅雨明けも目前です。

昨日19日の早朝、高尾山修験道の面々が富士山へ向け、歩み出しました。

本日20日夕方には、富士山麓へ到着することと思います。

梅雨から夏へと季節をまたぐ、厳しい日程ですが、道中の無事と満足のいく修行

となるよう祈願致します。素晴らしいご来光が見られますように・・・。

天狗の落とし文

壹意(いちい)  一つのことに心を集中する




すす払い


7月 01

6月30日(月)

本日、本堂にてすす払いを行いました。

すすを落とすので、本堂内はブルーシートで覆われます。

竹ですすを払って下に落とします。

護摩壇の上からは、たくさんのすすが落ちますので念入りに払っています。

写真に写る粒子がすすです。

天狗のお面もきれいにしています。

最後にぞうきん掛けをして、細かいところにあるすすを落として終了です。

簡単に説明してみましたが、このように毎年本堂のすす払いを行っています。

この行事を毎年行う事で、火災の防止につながり、

皆様の諸願成就を祈願して護摩を焚く本堂がいつもきれいに保たれています。

天狗の落とし文

基礎をしっかりと




天狗まつり


5月 18

5月18日(日)

本日11時の護摩修行の後、本社脇の天狗社にて法要が執り行われました。

日曜日ということもあり、たくさんの方が参拝に訪れました。

天狗様には、いろいろな説がありますが、高尾山の天狗様は

ご本尊飯縄大権現の随身として、招福万来、除災開運など、

衆生救済の利益を施す役割を持つといわれています。

お参りされた皆様に天狗様のご加護がありますように。

天狗の落とし文

一歩づつでもいい 地道な努力を




春季大祭


4月 26

4月20日(日)

今日は、暦の上では「穀雨」と言い、作物が育つ為の大切な雨が降る日とも言われていますが、

稚児行列の間は、雨が降る事もなく春季大祭が無事執り行われました。

春先は気温の変化がはげしく、冷たい風に、衣装の上に上着を

羽織るお稚児さんがちらほら見受けられました。

それでも行列が始まれば、寒さなど気にせず元気に山道を練り歩いて行く姿がとても印象的でした。


本堂では御護摩が厳修され、

仏舎利塔では柴燈御護摩供が執り行われました。

本日参加していただきました、髙尾山慶賛会の皆様、苫小牧市風の会の皆様、御詠歌講の皆様、八王子消防記念会の皆様、

ボーイ・ガールスカウトの皆様、原獅子舞保存会の皆様、絹太鼓保存会の皆様、浅川中学校ブラスバンドの皆様、

本当にお疲れ様でございました。皆様のご協力のもと、無事春季大祭を終える事ができました。

この練行を通じてお子様が健康に成長されますよう心よりご祈念致します。

合掌

天狗の落とし文

心豊かな人に




花まつり


4月 12

4月8日(火)

甘茶の香りにつられてか、つばめも高尾に帰ってきました。

青空の中すいすいと飛ぶ様子がお釈迦様の誕生日を祝って

いるかのようです。

本日は、仏舎利塔にて花まつりの法要が執り行われました。

たくさんの方がお参りに訪れ、花御堂の誕生仏に甘茶をかけて

お祝いしていました。

今月20日には春季大祭が行われます。

かわいいお稚児さんの行列が見られますので、是非足を運んで

みてはいかがでしょうか。

天狗の落とし文

一途に




火渡り祭


3月 19

     3月9日(日)

 

 

 

 

     朝の訪れが毎日毎日少しずつ、でも明らかに早まって

     いるのを実感します。春の光が、柔らかくお山を照らす

     日も多くなり、小さな虫たちも姿を見せ始めました。

     今年も高尾山に春を呼ぶ、火渡り祭が厳修され、

     山伏に続き、大勢の方々が火渡りに参加されました。

     また、儀式のなかで、お壇木をご志納された方の

     ご芳名を読み上げ致しました。

     厄難消除・身上安全・火伏せの梵天札も

     柴燈護摩の炎と煙でお加持致しました。

     御信徒の皆様の撫で木は山伏により火中へ投じられました。

     火渡り祭の柴燈大護摩供の儀式では、山伏に様々なお役が

     あります。新たなお役目に配されれば、その緊張感は傍目でも

     ひしひしと感じます。すべてのお役目を毎年全く同じ山伏が

     行っているわけではありません。変わり続けるから、変わらずに

     火渡り祭は続いているのだと実感します。

     春を呼ぶ火渡り祭ですが、大きな行事を無事に終えられた

     安堵感もありますが、それとは別に高尾山の空気も明らかに

     緩むのを感じます。春は来ました。

     天狗の落とし文

                実践する




初甲子大黒天祭


2月 22

     2月22日(土)

 

 

 

 

     初甲子にあたる今日、御本社横の大黒天碑

     にて法要が執り行われました。

     大雪の影響がまだまだ残り、雪の壁に囲まれ

     る中でしたが熱心な御信徒の皆様もご参列

     下さり、諸願成就が祈願されました。

     氷上を転倒せずに巧みに進み、雪上では自然の

     厳しさを感じながら、己の力の限界に挑む。

     オリンピックの選手のごとく、雪かきをしている

     皆様に

     金メダルを! 

     天狗の落とし文

     困難から逃げてばかりでは いつまでたっても

     力は身につかない。