高尾山ブログ 天狗のひとり言


二の午


2月 23

     2月21日(木)

 

 

 

 

 

     水曜日付近のお天気が崩れる今日この頃ですが、二の午に

     あたる本日は気持ちの良いお天気となりました。

     山麓不動院にある稲荷社と南浅川にある菊一・吉高両稲荷

     社の法要が執り行われました。

     当山僧侶出仕のもと、地元の方々にお集まり頂き、家内安全・

     商売繁盛等が祈願されました。

     菊一の滝辺りには、数日前の雪も残っており、今にも白狐が

     現れそうな雰囲気でした。

     27日(水)は、初甲子にあたり、大黒天祭が執り行われます。

     ・・・が、水曜日。お天気が心配です。

     天狗の落とし文

                臨機応変に




涅槃会


2月 15

     2月15日(金)

 

 

 

 

     本日2月15日はお釈迦様が涅槃に入られた日にあたります。

     仏舎利の納められている有喜苑と涅槃図を掲げられた書院

     にて、涅槃会の法要が御貫首御導師のもと執り行われました。

     法要前に舞い始めた雪は、淡くせつなく、地上に降りるとパッと

     姿を消し、残った跡が去り行く冬の足跡のようでしたが、午後は

     凍えるような氷雨に。冬そばキャンペーンのポスターから湯気が

     見えるようでした。

     明日は、冬そばキャンペーンの一環で献上そば行列がござい

     ます。空腹と寒さはあたたかいおそばの良い薬味になります。

     高尾山をトッピングしたおそばを食べに来てみてはいかがで

     しょうか?

     天狗の落とし文

    人間の価値を決めるのは 地位とか出世ではなく 行いによる




初午福徳稲荷祭


2月 10

     2月9日(土)

 

 

 

 

     寒さに耐えていた、境内の梅も少しずつ、花を咲かせて

     きております。

     梅の花を見ると受験生が連想されますが、試験で自分

     の力を発揮できることを願ってやみません。

     昔、同じ高校を受験した友人が本番に熱を出して、実力

     を発揮できなかったことが思い出されます・・・

     さて、本日は、初午です。ご本社横の福徳稲荷社にて、

     御貫首御導師のもと、初午の法要が執り行われました。

     五色旗で飾られた稲荷社で、万民豊楽・家内安全等が

     祈願されました。

     因みに友人の話の続きですが、当時は掛ける言葉もあり

     ませんでしたが、今では、それをバネに立派な社会人と

     して、バリバリ働いておりますので、ご安心を。

     オクトパスという事で、最近受験生に人気のタコですが、

     高尾山には、たこ杉・ひっぱり蛸といったものが、山なの

     にあります。

     受験生の方、気分転換・リフレッシュを兼ねて、たこの

     ご利益を頂きに合格祈願にお越しになってはいかが

     でしょうか?

     天狗の落とし文

      悩み苦しみに まともにぶつかれば 道は開かれる

     

     




節分会・お墓参り


2月 05

     2月3・4日(日・月)

 

 

 

 

     暦の上では、立春も過ぎ、少しずつ春の空気が漂って

     きました。

     我が花粉センサーもムズムズしはじめました。

     三寒四温と言いますが、四温にあたったのか節分前日

     の土曜は、3月の陽気。

     節分会当日も晴天と曜日に恵まれ、多くの参拝者の方

     々が御来山下さいました。

     八王子の観光大使である北島三郎さんをはじめ、600名

     を超える、歳男・歳女の方々が福豆を撒き、4000人を超

     える方々が、福に与ろうと集まり、福は内の掛け声と共に

     盛大に節分会追儺式が執り行われました。

     翌4日は、山本秀順前貫首の命日にあたり、御貫首を

     はじめ、山内僧侶・職員でお墓参りに行きました。

     四温の後は三寒です。明日の6日は、雪の予報です。

     福は内に入れても、風邪は内に入れないようご注意を。

     天狗の落とし文

              善き心根の人の人生は花開く




新しい年の始まりに


1月 01

     1月1日(祝)

 

 

 

 

     新春特別開帳大護摩供の勤修と共に新たな年がやって

     きました。

     除夜の鐘の響きが冷たい空気を砕き、境内が沸き立ちます。

     本堂の中では、御貫首御導師による護摩が厳修され、堂内

     から溢れんばかりの御信徒の皆様が、まっさらな気持ちに

     新たな決意と願いを一心に祈っていました。

     夜明け前に気温がグッと下がるなか、山頂では、迎光祭が

     執り行われ、大いなる太陽に万民法楽・世界平和等が祈願

     されました。

     雲が低く、太陽をなかなか拝むことが出来ませんでしたが、

     雲の切れ間から覗いた光にふれ、心身ともに清々しくなる

     ような感覚となりました。

     「願いごと」は裏を返せば、成就させるために、自分が何を

     すべきか考えることでもあると思います。

     今年の指針となるような「お願い」をしに初詣に行ってみては

     いかがでしょうか。そして、本年が皆様にとってより良い年で

     ありますように・・・合掌。

     天狗の落とし文

               一 念 発 起




お餅つき


12月 25

     12月25日(火)

 

 

 

 

     参道の脇では、霜柱が寒さに背筋をピンと伸ばして立っています。

     元旦の天気予報が気になる頃となりましたが、どうやら近年では、

     寒い部類のお正月になりそうです。例年なら一番寒い時期用の

     防寒着をこの時期に着てしまっている私。どうしましょう!?

     さて、先程、お正月のお飾り用のお餅つきが終了いたしました。

     御貫首もまだまだ若い者に負けない位、いい音をたてて杵を振り

     下ろしてました。

     お餅つきが終わると、いよいよ年の瀬。タイムリミットが近づいて

     来たような、正体不明の忙しなさが押し寄せてきます。

     「終わりよければすべてよし」は中学時代の担任の口癖。

     この一年を台無しにしないように、残りの数日を大切に過ごしたい

     ものです。

     天狗の落とし文

               笑顔 忘れずに

     




納札供養・星祭り


12月 23

12月23日(祝)

 

 

 

 

     19日(水)には山麓の祈祷殿にて、納札供養の柴燈護摩が

     厳修され、御信徒の納めた役目の終えた、古い御札をお焚き

     上げいたしました。

     21日(金)には大北斗祈祷会(星まつり)が開白され冬至に

     あたる22日(木)の早朝に結願となりました。

     星供曼荼羅を御本尊として、御貫首御導師のもと山内僧侶の

     読経が薄暗い本堂に響きました。星まつりの祈祷には、法螺

     貝の音も心経の太鼓の音もなく、僧侶の唱える、お経と御真

     言の迫力・リズムと護摩の炎と灯明の揺らめきに溶け込むよう

     な感覚となりました。

     結願の祈祷を終えて本堂をでると、東の空に真っ赤な太陽が

     昇り始めていました。

     天狗の落とし文

              確固たる信念を




おみがき


12月 19

     12月18日(火)

 

 

 

 

     今朝は白い靄と温い空気に包まれての通勤となりましたが、

     ケーブルカーの山上駅に着くと、見渡す景色は雲海。

     1年に1度見られるかどうかの素晴らしい眺めでした。

     寒い日が続いておりましたが、小春日和のお天気に恵まれ、

     ほっこりとした空気の中、御本堂でおみがきが行われました。

     御貫首・山内職員に加え、御信徒の皆様、地元商店の皆様

     など、多くの方が御参加下さいました。

     本堂・本社・奥の院・大師堂の仏具を磨きながら、1年を振り

     返り、新年を迎えるにあたっての自身の心の準備をする時間

     となりました。

     天狗の落とし文

                 気分転換を




すす払い


12月 14

12月13日(木)

本日、御本堂のすす払いを行いました。

笹竹を使って、一年の埃を落とします。TVなどで良くみる光景です。

屋根裏に上り、天井のすすを集めます。梁から落ちないように・・・

堂内もハタキを使って、すすを払います。顔は真っ黒になります。

仏具もすみずみまで、キレイにします。

仏像は僧侶によって、筆で丁寧にすすと埃を払います。

仕上げは雑巾がけをして終了。

12月18日(火)には、『おみがき』を行います。どなたでも

参加出来ます。是非、ご参加ください。

天狗の落とし文

自ら 進んで 動くこと




成道会


12月 08

     12月8日(土)

 

 

 

 

     カレンダーも残すところ1枚となりました。つい先日まで鮮やかに

     お山を染めていた紅葉も寒さにからだを丸めるようにハラハラと

     地上に舞い落ちています。敷き詰められた落ち葉を踏むと秋の

     余韻と暖かさを感じますが、吹き付ける風が身体の芯まで届く

     ような冷たさになってきました。

     高尾の季節も冬へと移り行くところです。

     12月8日はお釈迦様が悟りをひらかれた日とされています。

     本日、御貫首御導師のもと仏舎利塔にて成道会の法要が執り

     行われました。

     澄み渡った真っ青な空と空気に心が洗われるようです。

     忙しない12月、皆様風邪などひかぬようお過ごし下さい。

     天狗の落とし文

           考え方 ひとつで 生き方が かわる