高尾山ブログ 天狗のひとり言


高尾山の2月の行事


2月 28

2月28日(土)

2月も今日で最後になりました。

高尾山では、2月に様々な行事が行われたので紹介します。

涅槃会 2月15日

御貫首御導師の許、仏舎利塔と書院にて涅槃会の法要が執り行われました。

初甲子(大黒天祭) 2月17日

御本社左側の大黒天の石碑を前に初甲子の法要が執り行われました。生憎のお天気でしたが、

たくさんの方々がご参加下さいました。

二の午(不動院正一位稲荷法要) 2月23日

2月にしては麗かな陽気の中、山麓不動院にある正一位稲荷稲荷大明神の法要が

執り行われました。地元商店の皆さんと共に、家内安全・商売繁昌等が祈願されました。

境内の梅の開花

明日からは3月です。日に日に陽気も良くなり、空気の感触も少しずつですが、春めいて来ました。

境内では、梅の開花が確認できました。

引き続き、高尾山では冬そばキャンペーンを実施しています。お腹を満たしつつ、

去りゆく冬と春の訪れを感じに出掛けてみてはいかがでしょうか。

天狗の落とし文

叱られ上手は自分を向上させる




初午福徳稲荷祭


2月 13

2月11日(水)

この日は晴天に恵まれましたが、まだまだ寒い日が続き、6日前に降った雪も溶けきらぬ様子でした。

そのような中、本社脇の稲荷社にて御貫首御導師の許、初午福徳稲荷祭の法要が執り行われました。

昔から初午詣でをすると、農家では五穀豊穣、商家では商売繁昌の御利益があるとされ、

その場に居合わせた方々と共に、万民豊楽、五穀豊穣などを祈念致しました。

天狗の落とし文

出来る時は 出来る 焦らない




節分会・先住忌


2月 05

2月3・4日(火・水)

今年の立春の晩は満月だったそうで、実に35年ぶりだとか。

月と言えば、『指月』を号し、風雅の道にも造詣の深かった、

山本秀順前貫首の命日にあたる4日(水)に、御貫首をはじめ、

山内僧侶・職員が墓前に香華を手向け、今年も無事に節分会

が執り行われた事などをご報告致しました。

新しい四季、新しい春を迎える節目として、節分会追儺式が

前日3日(火)に盛大に執り行われました。

600名をこえる、歳男歳女の皆様が6回に分かれて、福を呼び

福を招くように、豆撒きを行いました。

北島三郎さん・相田翔子さん・北山たけしさんも「福は内~」

八王子車人形の皆さんも「福は内~」

プラットガールの高尾かえでちゃん 片男波部屋の皆さん 八王子の芸妓衆も「福は内」

ゆるキャラちゃん達も「福は内」

豆撒き後は参加者で集合写真を撮ります。

ムッちゃんとムサ尾も境内に出没して節分会を盛り上げてくれました。

心を凍らせるようなニュースが多く聞かれる昨今、『福は内』には、違った

考えや意見を無視したり、排除するのではなく、相手を受け止め、自らの内に

受け入れる寛容さといった意味もあるのではないかと考えます。

天狗の落とし文

人の世はかく會ひ別れゆく春か  指月




平成27年初護摩厳修


1月 01

1月1日(祝)

星が瞬き、月の輝く大晦日となりました。

平成27年の初護摩が御貫首御導師のもと厳修される頃には

風もやみ、澄んだ空気の中にも和らぎが感じられました。

本堂内は新年を新たな気持ちで迎えようと威儀を正している

御信徒の皆様の張りつめたような緊張感と護摩の炎を中心に

熱心で篤い祈りに包まれていました。

山頂では、迎光祭が執り行われ、日の出の頃に合わせ、

僧侶の読経が太陽に向けられ、その響きに乗せて山頂を

埋め尽くした人たちの願いを届けるかの様でした。

来年、本年が昨年よりあらゆる面で少しづつでも、良い年とな

ったと言えるようになりたいものです。

皆様にとって、幸多き1年でありますように。    合掌

天狗の落とし文

向上心を




星まつり


12月 26

12月21・22日

寒さが増すと共に、空気も澄んできました。高尾山から眺める遠くの海もキラキラと

輝いて見えます。

晴れた日の朝方は気持ちよく、なんだか朝日に感じ入る季節になりました。

21日の夕方に開白された、星まつりの御祈祷が22日の早朝に結願いたしました。

冬至が過ぎれば、段々と昼間が長くなって行きます。

ぬくぬくの蒲団から、ばっと飛び出して、陽の光を浴びると、今日も一日良いことが

ありそうな気がするから不思議です。

天狗の落とし文

人生 堂々と




おみがき


12月 21

12月18日(木)

強い寒波が北方へ帰っている間の冬晴れの中、おみがきが行われました。

御貫首をはじめ、山内僧侶・職員ならびに、多くの御信徒・地元商店の方々

がご参加下さいました。

お天気同様の和やかな雰囲気の中、本堂・本社・大師堂・奥の院・加行堂

の仏具がピカピカに磨かれ、段々と正月を迎える準備が整い始めております。

終わり良ければ総て良しではありませんが、あっという間に過ぎてく12月。

しっかりと締めくくりたいものです。

天狗の落とし文

人のことって 良いとか駄目とか すぐに決められないもの




すす払い・JR天狗像掃除


12月 16

12月16日(火)

今朝のお山には粉雪がチラチラと舞い冬らしい気候となり、

寒い1日となりました。気づけば今年も残り半月です。

先日(13日)、毎日お勤めをするご本堂内のすすや塵を払い掃除する「すす払い」が行われました。

本堂ではすす払いの準備のためお堂内にシートをかけます。

毎日厳修される護摩の炎でついた煤を職員が丁寧に払っていきます。

仏像や扁額も丁寧に笹竹などをつかって払い終えると大掃除の終了となります。

またJR髙尾駅では(14)1978年に建立された髙尾駅のシンボル

「天狗面」の大掃除が行われた後、

当山僧侶により旅客安全・登山安全の祈願を執り行い高尾山への初詣に

向けてのお出迎えの準備を整えます。

初詣・臨時列車で髙尾駅に立ち寄る際はきれいになった天狗様をご覧になって

高尾山参拝にお出かけください。JR髙尾駅 3番線・4番線ホームでご覧になれます。

建立:1978年(昭和53年) 重さ:18トン 高さ:2.4メートル 鼻の長さ:1.2メートル

天狗の落とし文

主静(しゅせい) 雑念なく心を静かに保つ




成道会


12月 16

12月8日(月)

本日仏舎利塔にて成道会の法要が御貫首御導師のもと執り行われました。

成道会はお釈迦様が悟りをひらかれた日とされています。

自分がどのようにあるべきか、方向性を確認し、初心にかえる1日となりました。

天狗の落とし文

反省する心は 人を育てる




秋季大祭


10月 19

10月17日(金)

こぼれおちる程のどんぐりや銀杏に実りの秋を実感させられます。

お米も今年は豊作のようで、雪は豊作のしるしと言いますが、

思い返せば、大雪でしたね。初めて取れたての新米を頂く機会が

ありましたが、水加減が難しいです。その瑞々しさにふれ、感謝

の気持ちが湧いてくる。まことに「感謝」を強く実感する季節です。

空はどこまでも高く、降り注ぐ日差しが心地よく感じられる中、

秋季大祭が執り行われました。

山伏を先頭に、鼓笛隊・お稚児さん・僧侶・慶賛会のお侍さん・

舞扇供養にいらした芸妓さん・ご詠歌講の皆様が、十一丁目茶屋

を出発。仏舎利塔を経由して御本堂へと向かいました。

執事長御導師のもと、仏舎利塔で法楽

御貫首御導師のもと、天狗像前で舞扇供養を行う

本堂前では、一生懸命歩いてきたお稚児さんの健やかな成長を祈願

本堂内では、御貫首御導師のもと、特別開帳大護摩供が厳修され

有喜苑内でも山伏により、柴燈大護摩供が厳修された

時節柄、お稚児さんだけでなく、遠足の子供達もわんさか来ていました。

溢れるくらいの子供たちの笑顔。それを見ている大人の笑顔。

沢山の人を笑顔にする力こそが、高尾山というお山が皆さんに

愛されている所以なのかと感じます。

「すべての日々の中で、一番もったいないのは笑わなかった日」

という言葉もあります。日々の生活で笑顔を忘れているなと思ったら、

高尾山へお越しになってみてはいかがでしょうか。

「笑顔は電気代がまったくかからない上に、電気よりも周りを

明るくする」なんて言葉もありますし。

天狗の落とし文

うまい話には 必ず 落とし穴




聖天堂開扉法要


9月 23

9月13日・14日

連休中という事もあり、本堂前はたくさんの人で溢れていました。

11時の護摩修行の後、御貫首導師の許、聖天堂にて開扉法要が執り行われました。

一年に二日のみ開扉され聖天様を拝む事ができる、

この貴重な機会に、皆様足を止めて手を合わせ拝んでいました。

天狗の落とし文

心を開く