高尾山ブログ 天狗のひとり言


富士登拝修行無魔成満


7月 26

7月24日(金)

本日、第七箇度富士登拝修行の一行が無事修行を終え、

高尾山へ帰ってきました。

同じくして、前日から大山へ登拝修行に出ていた一行も

無事帰山致しました。

山内僧侶・職員以外にも、地元商店会の方々など、多く

の方がお出迎え下さいました。

富士山の荷解きもほどほどに高尾山の山伏は27日(土)に

八王子市民球場で行われる「火のまつり」に出仕し、

火渡りを行います。まさしく、天狗のように飛び回っています。

天狗の落とし文

目前の仕事 全力で




第七箇度富士登拝修行発足式


7月 20

     7月20日(土)

 

 

 

 

     本日早朝、第七箇度富士登拝修行の発足式が執り行われ

     ました。御貫首をはじめ、山内僧侶・職員の見送る中、修行

     者一行が富士山山頂を目指して出発いたしました。

     滝修行・駈出柴燈護摩供を前日に終えていた参加者の

     引き締まった表情。

     昨夜は秋のような月と風。高尾山でじっくりと英気を養った

     のではないでしょうか。

     書院の前の蓮もお見送りするかのように、花を咲かせました。

     順調なら24日の早朝に富士山頂で御来光を拝めるはず。

     修行の無魔成満をご祈念いたします。

     天狗の落とし文

               絆を 大切に




お施餓鬼大法要


7月 17

     7月12日(金)

 

 

 

 

 

      お暑うございます。

      お盆も明け、お墓参りや迎え火・送り火をたいたお家も

      多いと思います。

      12日には、山麓不動院にて、御貫首御導師のもと

      お施餓鬼の大法要が執り行われました。

     お盆・お施餓鬼では、ご先祖様やお亡くなりになった方

     など有縁・無縁に関わらず、そのつながりを、また、つながり

     のなかにある自分を考える時間となりました。

     積み木遊びで作ったものを無邪気に破壊する我が家の

     怪獣(甥っ子4歳)も迎え火・送り火のために麻幹を組む様子

     は神妙に眺めていました。幼いながら感じるものがあるので

     しょう。

     高尾山の山伏が20日早朝より富士登拝修行に出発します。

     その頃には夏休みもスタートですね。富士山も素晴らしいです

     が、ご家族で高尾山を訪れる際には、熱中症対策を万全に。

     天狗の落とし文

    人と人とのつながり 親と子のつながり 綻ばぬように




天狗まつり


5月 18

     5月18日(土)

 

 

 

 

     本日、ご本社横にある、天狗社にて御貫首御導師のもと

     天狗まつりの法要が執り行われました。土曜日ということ

     もあり、関係者以外にも多くの来山者の見守る中での法

     要となりました。

     お天気は快晴。日差しも心地よく、お山の木々もいっぱい

     に葉っぱを広げています。

     空も木々もだんだんと色濃くなってきました。

     腰掛杉に座る天狗様も気持ちの良い季節になってきた

     のではないでしょうか。

     天狗の落とし文

       褒め言葉は 長所を 伸ばす




駒ヶ根分霊院例大祭


5月 04

     5月3日(祝)

 

 

 

 

     どこまでも遠くが見渡せそうな青空。周りを囲む

     アルプスの山々の頭上には、まだ白い雪が残り、

     五月晴れのなかにも、ひんやりとした空気を届けて

     います。風にたえ、山桜は散るのを待ってくれてい

     ました。

     本日は、駒ヶ根分霊院例大祭の日にあたり、11時

     から、御貫首御導師のもと御護摩修行が厳修され

     ました。

     分霊院前では、恒例の高尾ごりやく市が開かれ

     高尾山からも出店させて頂きました。

     会場では、地元の皆様によるパフォーマンス・演芸

     大会もあり、ごりやく市に華をそえていました。

     準備の為、前日から駒ヶ根入りしていたのですが、

     明け方、朝日に照らされ、薄く紫色に染まる山並み

     がとても、綺麗でした。皆様にも是非、人も自然も豊

     かな駒ヶ根を訪ねて頂きたいと思う次第です。

     天狗の落とし文

         真心で接し 真心で応える




春季大祭


4月 21

     4月21日(日)

 

 

 

 

     前日からの雨が柔らかな若葉を溶かすような瑞々しい

     緑色に包まれる中、春季大祭が執り行われました。

     山笑う季節を前に、お稚児さんの笑顔溢れるパレード

     は残念ながら中止となってしまいましたが、本坊で着替え

     を済ませた子供達は、書院にて洒水加持を受け、付き添い

     のご家族と記念撮影をいたしました。

     12時30分からは八王子市と姉妹都市である苫小牧市

     から風の会の皆様・御詠歌講の皆様・高尾山慶賛会の

     皆様等が参列するなか、御貫首御導師のもと春季大祭

     特別開帳大護摩供が厳修されました。

     同じ頃、仏舎利塔のある有喜苑内の柴燈護摩道場では、

     山伏による柴燈護摩が厳修され、護摩壇から煙と炎が

     上がる頃には、雨もすっかり上がっていました。

     今日の主役は、間違いなく子供達でした。おつかれさま!

     天狗の落とし文

      正直であることは 生涯の 宝である




花まつり


4月 11

     4月8日(月)

 

 

 

 

     4月8日にお釈迦様のご生誕を祝福し、感謝を捧げる

     花まつり法要が仏舎利塔にて執り行われました。

     桜吹雪。この何日かの風で早咲きの桜はサラサラと舞い飛んで

     しまいました。やはり今年は寒かったのか、落ちている花びらが

     小さいようです。しかし、新芽は志のある人のように、ぐんぐんと

     成長しています。樹にも人にもよく眼を見開いておかないとですね。

     天狗の落とし文

           人の目に ふれずとも 良き 徳の花

 

 

 

 

 

     




開瀑式・交通安全祈願


4月 03

     4月1・2日(月・火)

 

 

 

 

     明日ありと 思う心の 仇桜・・・

     昨夜からの花散らしの雨で、街の桜は散ってしまった

     でしょうか。

     さて、開瀑式のあった1日は、暖かで、1年ぶりのツバメ

     が忙しげに飛んでいました。

     開瀑式は、清滝・琵琶滝・蛇滝の3箇所で執り行われ、

     水行道場のある琵琶滝と蛇滝では、特に御信徒の皆様

     の修行の満足・安全・無事が祈願されました。

     翌2日は、小雨の降る中、祈祷殿にて薬王院の車輌と

     運転者の交通安全の祈祷が行われました。

     お山の桜はこれからです。仁王門のしだれ桜もそろそろ

     見頃です。

     天狗の落とし文

           失敗も 挫折も 成長のもと




火渡り祭


3月 14

     3月10日(日)

 

 

 

 

     「煙霧」という言葉を初めてしりました。麗かな陽気でしたが、

     空の色を変える程の風が吹く中、御貫首を大導師にお迎えし、

     火渡り祭が執り行われました。

     儀式を始めるにあたり、丸二年になる東日本大震災の犠牲

     者の方々へ会場にいる全員で鎮魂の祈りを捧げました。

     参加者はそれぞれの願いだけでなく被災地への想いを合

     わせて、火渡りの修行に臨んだのではないでしょうか。

     儀式は古式に則り進められます。

     床堅

     神斧

     宝剣

     法弓

     願文

     点火

     火渡りの為の道をつくります。熱さのピークかもしれません。

     御信徒の皆様が納めた撫で木を投じます。

     熱祈を続ける御貫首。

     湯加持

     清浄払い

     火渡り

     今年は、風も強く燃え上がった火柱が大きくうねり、火の粉が

     飛び散り、祭場内を焦がすようでした。

     写真撮影の為、結界の内に入っていたのですが、その熱気で

     カメラが熱せられ、ゴムの部分が溶ける程でした。自分は炎か

     ら逃れるように移動できましたが、持ち場のある山伏は逃げら

     れません。太鼓を打っていた山伏の方へ炎が向かったとき、

     そばにいた山伏が身を挺して守っている姿や御貫首の太刀持

     ちをしていた少年までもが身じろぎもせず、役目を全うしていた

     のが印象的でした。

     山伏の数名は渡火を終えるやその足で、3月11日の震災法要

     の為、岩手県宮古市へ向かいました。

     が、それはまた、別の機会に。

     天狗の落とし文

               強さの中に 優しさも 備える     




初甲子大黒天祭


3月 02

     2月27日(水)

 

 

 

 

    初甲子にあたる今日、御貫首御導師もと大黒天祭の法要

    が執り行われました。

    まだ、うっすら雪が残っているので、立っているとつま先が

    冷えてくるようでしたが、多くの御信徒がお集まり下さいま

    した。

    3月に入り、春一番も、すごい勢いで吹きました。

    3月10日(日)には、高尾山に春を呼ぶ、火渡り祭が執り行

    われます。皆様お誘い合わせの上、是非ご参加下さい。

    天狗の落とし文

               本気が大事