高尾山ブログ 天狗のひとり言


俊源大徳像法要


11月 21

     11月21日(月)

 

 

 

 

     太陽の光をあびた、もみじが錦のように美しく見えます。百人

     一首の世界と言うと、言い過ぎかもしれませんが「神のまに

     まに」が思い浮かびます。上の句がパッとは思い出せません

     が…

     飯縄様のご縁日でもある、今日21日、俊源大徳像の法要が

     執り行われました。

     山門脇の俊源大徳像前にて御貫首御導師のもと諸願の成就

     が祈願されました。

     俊源大徳は八千枚の護摩供秘法を厳修。飯縄権現を奉祀し、

     高尾山を中興したと伝えられております。

     11月も後半に入り、紅葉も見頃となっておりますが、日没も

     早くなっております。時間に余裕をもって、装備を万端にして

     お越し下さい。

     天狗の落とし文

                僻んだりしない




第百一回峰中修行会


11月 21

     11月19・20日(土・日)

 

 

 

 

     初日は生憎の雨。生憎と感じることも修行の一環かもしれません。

     普段はじっとしている、大きな蛙も参道をぴょこぴょこ跳ねています。

     初心者から経験者の方まで老若男女約70名の方々にご参加頂き

     ました。

     早めの昼食を終えると、山内を回峰行に出発。男性・女性に分かれ

     て、蛇滝・琵琶滝を目指します。両滝にて滝修行に参加後、再び回

     峰行へ。

     ずぶ濡れになった一行が薬王院に到着したのは16:00前でした。

     引き続き、御貫首御導師のもと執り行われた千巻経に参加頂きま

     した。

     夜には、修行仲間と親睦を深め、高尾山の山伏と質疑応答できる

     時間も設けられました。

     2日目は、一転して11月とは思えない暖かさ。気まぐれな秋の空

     に参加された方々も驚かれたことと思います。

     4:30に起床すると、月輪観、朝の勤行、諸堂参拝、写経、國學院

     大学兼任講師の城崎先生の法話聴聞と密度の濃い時間を過ごし

     ます。

     午後には、1号路を下り、山麓にて柴燈護摩を厳修。不動院にて

     閉会式を行い修了証が授与されました。

     明日からの生活を胸を張っていけるよう、今回の修行で感じたこ

     と、得たことを活かして頂けたらと思います。

     天狗の落とし文

            お陰さまを 当たり前に 置きかえるな