高尾山ブログ 天狗のひとり言


成人の日


1月 14

     1月14日(祝)

 

 

 

 

     今朝お山にも白い便りが届きました。朝のお勤め前あたり

     から、雨が姿を変え、雪・雪・・雪・・・積もる・積もる・・。

     ただ、この配達係はどうも女坂より上にした配達しなかった

     ようで、麓はまだ雨とのこと。

     雪と言えば、初雪の朝、静寂の音に起され、急いで窓の外

     を眺めると白い世界が一面に広がっていて、気持ちが昂る

     (雪かきの苦労はすっかり忘れて)という経験のある方も多

     いのではないかと思います。

     さて、新成人の皆様、おめでとうございます。

     生憎のお天気ですが、自分が今よりもずっと若かった頃、

     あの年の成人式も大雪でした。今では、良い思い出です

     が、一般的に思い出の何が良いかと言えば、美化される

     ことはあっても、基本変わらないこと。忘れることはあって

     も・・・。

     10代の10年と20代の10年を比較すると、倍くらいの

     スピードに感じます、いわんや30代・・・をや。

     となれば、新成人の皆様、未来を憂慮し、過去を懐か

     しむ暇などないのです。1日1日を1分1秒を大切に過ご

     して下さい!とエラソーに言いたいところですが、偉い

     僧侶ではない私としては、どうせ思い出しちゃうなら、

     怒りや悔いが込み上げてくるものより、心が満たされ

     幸せに感じるものにしたいですね。毎日が思い出作り。

     天狗の落とし文

       浮かれない 騒がない 調子にのらない