高尾山ブログ 天狗のひとり言


節分会・先住忌


2月 05

2月3・4日(火・水)

今年の立春の晩は満月だったそうで、実に35年ぶりだとか。

月と言えば、『指月』を号し、風雅の道にも造詣の深かった、

山本秀順前貫首の命日にあたる4日(水)に、御貫首をはじめ、

山内僧侶・職員が墓前に香華を手向け、今年も無事に節分会

が執り行われた事などをご報告致しました。

新しい四季、新しい春を迎える節目として、節分会追儺式が

前日3日(火)に盛大に執り行われました。

600名をこえる、歳男歳女の皆様が6回に分かれて、福を呼び

福を招くように、豆撒きを行いました。

北島三郎さん・相田翔子さん・北山たけしさんも「福は内~」

八王子車人形の皆さんも「福は内~」

プラットガールの高尾かえでちゃん 片男波部屋の皆さん 八王子の芸妓衆も「福は内」

ゆるキャラちゃん達も「福は内」

豆撒き後は参加者で集合写真を撮ります。

ムッちゃんとムサ尾も境内に出没して節分会を盛り上げてくれました。

心を凍らせるようなニュースが多く聞かれる昨今、『福は内』には、違った

考えや意見を無視したり、排除するのではなく、相手を受け止め、自らの内に

受け入れる寛容さといった意味もあるのではないかと考えます。

天狗の落とし文

人の世はかく會ひ別れゆく春か  指月