2010年12月13日(月)
小雨の降りしきる中、山内の大掃除が行われました。
山内の僧侶・職員が総出でご本堂を中心に1年の汚れを落としました。
高尾山では1日5回365日御護摩修行が行われ、護摩壇の周りには
大量のすすがたまります。木造の建物ですので、すすがたまってると
火の粉が飛ぶだけでとても危険です。
そのため、屋根裏にも上がってすすを取り除きます。
堂内はこの日ばかりは護摩壇の仏具なども取り払われ、さながら工事
現場のようになります。
内陣も僧侶によってキレイにお手入れされます。
護摩壇周辺では、顔を真っ黒にしながら、すすを払います。
失礼して天狗さんのほこりも落とします。
二王門もピカピカに磨きます。
護摩壇から取り外された仏具などもキレイにします。
本堂の隅々まで丁寧にすすやほこりを落としたら、ビニールシートを
外し、雑巾がけです。
キレイになったところで、仏具などをもとの位置に戻して終了です。
大掃除をすると色々な物が出てきて、ついつい懐かしんで時間を
とられがちになります。物と一緒に心も整理して1年を省みる大事
な時間かもしれません。
新しい年を新たな気持ちで迎えるための大掃除。みなさんの
ご予定は!?
18日(日)にはご本堂にて「おみがき」が19日(日)には山麓祈祷殿
にて納札の柴燈護摩が行われます。どなたでも参加(おみがき)や
見学(柴燈護摩)が出来ますので、是非お越し下さい。
人生の道しるべ
新観(しんかん)