高尾山防災の日

2011年2月26日(土)・27日(日)

 

 

 

     薬王院では毎年2月26日を「防災の日」として、昼食に職員全員

     おにぎりをいただきます。

     これは、昭和4年のこの日に、薬王院が火災に見舞われたことを

     忘れないようにするためです。

     現在では、水道も参道も整備され、当時と比べれば格段に消火活

     動は進歩しておりますが、しょっぱいおにぎりの具には、まずは火

     事をおこさないようにという教訓がギッシリと詰っています。

     翌27日(日)は、八王子消防署・八王子市消防団第11分団・高

     尾登山電鉄㈱・薬王院の4者合同での消火訓練が行われました。

     昨年10月に高尾山に設置された山岳救助の資器材も使用しての

     訓練となりました。せっかくの資器材も宝の持ち腐れでは、もった

     いないので訓練とはいえ、運用できたのはよかったのではないか

     と思います。

     訓練は、薬王院の自衛消防隊をはじめ、7本ものホースが敷かれ、

     最後には一斉に放水となりました。

     御貫首をはじめ、関係各所の方々の総評を頂き訓練は無事終了

     となりました。

     消防署の方々などは、訓練と同じくらい啓発も大事であると、山内

     パトロールをしながらの下山となりました。

     火も水も薬王院では大切な修行の対象です。防火訓練も修行の

     ようです。いざという時にも慌てないこころの強さを身につけたい

     ものです。

 

    人生の道しるべ

 

    自然(じねん)

 

    そのままに

 

    人間の小さな はからいなど それは関係ない