2011年8月20日(日)
まだまだ、暑い日が続きますが、日暮れも若干早まり、夕方に
なると薬王院の周辺は大分、涼しくなってきました。夕涼みに
は最適かもしれません。ほんの少しですが秋の気配を感じる
ようになってきました。と思っていた矢先のこの涼しさです。
10月並だそうです。
毎年夏・秋の年2回行われる、信徒峰中修行会がこの度、第
百回目を数えることとなりました。また、富士登拝修行も節目
の第5箇度目を無事終えました。それらを記念するものとして
境内に建立された、六根石の開眼法要が執り行われました。
開眼法要は御貫首御導師のもと執り行われ、百名を越える
峰中修行参加者も除幕式に参加して頂きました。
六根石には「懺悔懺悔六根清浄」と刻まれ、中央部には
「目耳鼻舌身意」と彫られた六角形のグルグル廻す石がつい
ています。とても重いです。
普段の生活の中で、意識する・しないに関わらず罪を犯してい
るようです。犯罪という意味だけではなしに、単純に好きとか
嫌いと判断することでさえ、好きと思えば欲もでますし、嫌いと
思えば怒りにつながります。そういった、心の汚れを、仏様であ
るお山の中で、目や耳や呼吸や汗を通して、また、畏れる、恥
じる、反省することを通して、「眼耳鼻舌身意」を清らかにする
ことが六根清浄なのではないでしょうか。
お山で感じた、爽やかな気持ちを日々の生活に活かして頂き、
また、何かあればお山にグルグルしに来て頂ければと思います。
天狗の落とし文
常に動いている水は くさらない 人間も同じ