お山の上で蛸供養

2011年11月6日(日)

 

 

 

 

 

     秋の晴天も一休み、雨粒こそ落ちてきませんが、靄に包まれた

     お山は幽玄な姿を見せてくれます。

     ケーブルカー山上駅から薬王院までの参道の途中にある「たこ杉」

     横にて蛸供養の法要が執り行われ、魚河岸にお勤めの方々や

     水産会社の方々が見守る中、海の生物の供養とその恵みに感

     謝の祈りが捧げられました。

     今年ほど、海の恐ろしさ、凶暴さを感じさせられたことはありま

     せんが、そもそも自然は刻一刻と変化しながらも昔から同じよう

     に存在しつづけています。環境破壊だエコだというのも人間に都

     合の良い、勝手な見方なのかもしれません。我々は自然の、

     あるいは自然法則の一部であることをもっと謙虚に考えなければ

     ならないのかもしれません。

     そんな事を考えさせる一日でした。

 

     天狗の落とし文

              失敗に 出合うたび 人は磨かれる