2月3・4日(金・土)
最強寒波到来との事で、高尾山も急激に冷え込み、-六℃
まで気温が下がった日もありました。1月末の雪で節分会も
どうなることかと心配しましたが、必死の除雪作業で参道は
なんとかキレイになりました。屋根の上に残る雪の雫が氷柱
となって日に日に長さを増して行きました。
節分前夜の星空はとてもあざやかで、明日のお天気を予感
させます。
当日の天気は晴れ、ただ、北風がしびれます。
早朝5時から計7回の豆撒きが行われ、600名を超える
歳男・歳女・人気者の皆さんが盛大に福豆を撒き、大勢の
参拝者の方々が福を頂こうと本堂前にぎっしりと集まりま
した。
福とか運とか知恵と言われるものは、お裾分けが出来る
ものです。福豆を頂いた方は、持ち帰ってご家族にも分け
て下さい。狭い範囲でもみんながやれば、自然と福が広
がり、欲張りの鬼はいなくなるでしょう。そんな事を考える
節分会となりました。
明けて4日は、先代の御貫首山本秀順大和上の命日に
あたり、先住墓地へお墓参りに行きました。
12月の十七回忌法要から早いもので2ヶ月が過ぎようと
しております。あの日は、小雪の舞う肌寒い日でしたが、
立春と言う事もあり、空気もやわらいで、日差しの暖かな
1日となりました。
午後からは、高尾山冬そばキャンペーンの一環で献上の
そば行列がありました。京王線はこの日のために臨時列
車「冬そば号」が運行され、境内では、そば打ちの実演が
行われ、打ちたてのそばが御輿に乗せられ、御本尊様の
御宝前に献上されました。
おそばは、「挽きたて・打ちたて・茹でたて」の3たてが美
味しいそうです。ようするに出来たてが一番とのことです。
余談ですが、蕎麦湯を飲んだらとっとと帰るのが江戸っ子
の粋だそうです。
高尾山冬そばキャンペーンは3月31日まで行われます。
まだまだ、寒い日が続きますが、お山を歩いて、美味しい
お蕎麦を食べて、身も心も温まりにお越し頂けたらと思い
ます。