平成24年2月23日(水)
阪神・淡路大震災の復興のシンボルである「希望の灯り」を
分燈して頂き、福島県のいわき市まで、徒歩で1ヶ月かけて
運ぶ、真言宗智山派僧侶の御一行が本日、高尾山にお立ち
寄りになり、薬王院にお泊まり頂きました。
この時期の徒歩練行は、寒さで体の芯まで冷え切ってしまう
ため、休憩をとることすら大変で、夏場の徒歩練行以上に過
酷とのことでした。
足下をみれば、朝から雨だったこともあり、山上へ着いた僧
侶の皆さんの足袋は泥だらけとなっていました。
雨にも風にも寒さにも負けず、多くの人の復興への願いを
背に、一歩一歩進んでゆく凛々しい姿に、ただただ、頭の下
がる思いで「ありがとうございます」の一言しか思い浮かび
ませんでした。
翌24日は春のような暖かな1日となりました。朝の勤行の
後、御貫首をはじめ、山内僧侶に見送られて出発となりまし
た。
行程の3分の2まで来たとはいえ道のりはまだまだ続きま
す。
練行者の皆様の道中の御無事を心よりご祈念申し上げ
ます。