富士山5合目~富士山本8合目
天気:晴れ 人数:26名
「胸突。ー前編ー」
山の天候はいたって穏やか、
登拝にもってこいの1日の始まりであった。
この日から同行いただく山岳案内人さんに挨拶をいただき、
8時佐藤小屋を出立。
一行は山先さんのペースに合わせゆっくりと歩みを進め、
深呼吸する程度の休憩をマメにとる。
富士山特有のザラザラとした足場に苦戦させられる。
すでに標高は2300メートルを超え酸素の薄さを徐々に感じてくる。
7合目トモエ館の先は岩場との戦いが待っている。
富士山の噴火で溶岩が流れ出し、
時間とともに冷やされ出来た岩場はごつごつとしており、
大きさもかなりのものであるため、
皆一歩一歩足場を確認しながらゆっくりと進んでいく。
朝の眩しいほどの日差しも雲の中に隠れ、
歩きやすい時間も度々あった。
いくつもの岩場を越えると7合目太子館に到着。
小休止にて深呼吸を繰り返すことにより、
身体が富士山の酸素の薄さに慣れ
高山病になりづらくなるとのことである。
太子館では聖徳太子がお祀りされており、
中にお招きいただき法楽・碑伝の奉納をさせていただいた。
これより先は「胸突」とよばれる富士山の中でも
きつい岩場が待ちかまえている。