9月1日(火) 4日目-前編-

富士山5合目~富士山本8合目

天気:晴れ 人数:26名

 「胸突。ー前編ー」

 

山の天候はいたって穏やか、

 

登拝にもってこいの1日の始まりであった。

 

この日から同行いただく山岳案内人さんに挨拶をいただき、

 

8時佐藤小屋を出立。

 

 

一行は山先さんのペースに合わせゆっくりと歩みを進め、

 

深呼吸する程度の休憩をマメにとる。

 

 

富士山特有のザラザラとした足場に苦戦させられる。

 

すでに標高は2300メートルを超え酸素の薄さを徐々に感じてくる。

 

 

7合目トモエ館の先は岩場との戦いが待っている。

 

富士山の噴火で溶岩が流れ出し、

 

時間とともに冷やされ出来た岩場はごつごつとしており、

 

大きさもかなりのものであるため、

 

皆一歩一歩足場を確認しながらゆっくりと進んでいく。 

 

 

 朝の眩しいほどの日差しも雲の中に隠れ、

 

歩きやすい時間も度々あった。

 

 

いくつもの岩場を越えると7合目太子館に到着。

 

小休止にて深呼吸を繰り返すことにより、

 

身体が富士山の酸素の薄さに慣れ

 

高山病になりづらくなるとのことである。

 

 

太子館では聖徳太子がお祀りされており、

 

中にお招きいただき法楽・碑伝の奉納をさせていただいた。

 

 

 

   これより先は「胸突」とよばれる富士山の中でも

 

   きつい岩場が待ちかまえている。