迷散筒 十善戒巡り開眼

     4月6日(土)

 

 

 

 

     高尾山若葉まつりが開幕し、5月26日(日)までの

     毎週末、様々なイベントが予定されております。

     本日も10時から不動院前の遥拝社にて、御来山者

     安全祈願祭が執り行われ、御貫首御導師のもと、

     若葉まつり関係者も参列して、高尾山にお越しになる

     すべての方の登山安全が祈願されました。

     午後からは、仏舎利塔のある有喜苑内に新たに建立

     された、迷散筒と十善戒巡りの開眼法要が御貫首

     御導師のもと執り行われました。

     心を迷わし、苦をもたらす三つの毒が 貪(欲)・瞋(怒り)・

     癡(無知)です。

     普段、心に湧き起こる様々な悪感情も大きく分ければ

     貪・瞋・癡の3つの組み合わせとのことです。

     迷散筒の中央には筒があります。お釈迦様の舎利が

     納められた仏舎利塔を前に、三毒を解毒し慈しみの心

     を育てるために、迷散筒を回転させ、迷いを散らし、

     清らかな心に気付いて頂きたいと思います。

     仏舎利塔を囲む、百観音のお砂踏み場が外回りとする

     なら、内回りに新たに建立された十善戒の刻まれた五

     つの門を巡ってみてください。

     日々の生活で、再び毒に侵されないための指針となり

     ます。

     不殺生(むやみに生き物を傷つけない)

     不偸盗(ものを盗まない)

     不邪婬(男女の道を乱さない)

     不妄語(うそをつかない)

     不綺語(無意味なおしゃべりをしない)

     不悪口(乱暴なことばを使わない)

     不両舌(筋の通らないことを言わない)

     不慳貪(欲深いことをしない)

     不瞋恚(耐え忍んで怒らない)

     不邪見(まちがった考え方をしない)

     是非、声に出して読みながら門を通り抜けて頂きたい

     と思います。眼・口・耳・身体からしかっりと取り入れて、

     心に刻み込み、普段の生活を有意義にお過ごし頂ければ

     と思います。

     天狗の落とし文

      挨拶は 人間関係を 円滑にする