9月2日(水) 5日目-山頂へ-

本8合目~富士山々頂

天気:晴れのち曇り 人数:26名

 「いざ、山頂へ。」

 

    

 

         顔を洗いに外へ出ると辺りは漆黒の闇。

   

    気温は真冬並であった。

   

    遠くの町の夜景に目をやると山道を照らす

   

    登山者の灯りで出来た長蛇の列。

   

    参加者全員、3時前には準備が整い

   

    いざ、山頂へ。

 

     登山渋滞に巻き込まれながらも無事、

 

    富士山頂浅間神社奥宮到着。

 

    法楽途中、願文の中において代参札申込み者の

 

    読み上げを行った。

 

     大日岳に近いところへ移動し、

 

    参加者一同横に並び、5時15分待ちに待ったご来光。

 

     このときばかりは歩いてきたことの苦労も忘れ、

 

    皆一心に法楽を献げていた。

 

     本年は登拝練行の時期がずれたこともあり、

 

    いままで出来なかったお鉢巡りへ向かう。

 

    途中、虹が出て人影が映るブロッケン現象が起きた。 

 

    剣が峰は日本最高峰3772メートルにあり、

 

    皆祈念写真を撮ったり、日本の一番高い場所に

 

    登ってきたことを実感しているようだった。 

 

         池のような大きな水溜りがあり
   

 

         ”このしろ池”と呼ばれ
   

 

         台風が残したご褒美のようだった。

 

    噴火口をグルッと一周回るお鉢巡りは金明水・銀明水・剣が峰など

 

    今まで見ることのできなかった箇所を拝見することができ、

 

    参加者一同満足した顔をしていた。 

        

 

       残すは、成満を目差し高尾山への道のりとなった。