本8合目~富士山々頂
天気:晴れのち曇り 人数:26名
「いざ、山頂へ。」
顔を洗いに外へ出ると辺りは漆黒の闇。
気温は真冬並であった。
遠くの町の夜景に目をやると山道を照らす
登山者の灯りで出来た長蛇の列。
参加者全員、3時前には準備が整い
いざ、山頂へ。
登山渋滞に巻き込まれながらも無事、
富士山頂浅間神社奥宮到着。
法楽途中、願文の中において代参札申込み者の
読み上げを行った。
大日岳に近いところへ移動し、
参加者一同横に並び、5時15分待ちに待ったご来光。
このときばかりは歩いてきたことの苦労も忘れ、
皆一心に法楽を献げていた。
本年は登拝練行の時期がずれたこともあり、
いままで出来なかったお鉢巡りへ向かう。
途中、虹が出て人影が映るブロッケン現象が起きた。
剣が峰は日本最高峰3772メートルにあり、
皆祈念写真を撮ったり、日本の一番高い場所に
登ってきたことを実感しているようだった。
池のような大きな水溜りがあり
”このしろ池”と呼ばれ
台風が残したご褒美のようだった。
噴火口をグルッと一周回るお鉢巡りは金明水・銀明水・剣が峰など
今まで見ることのできなかった箇所を拝見することができ、
参加者一同満足した顔をしていた。
残すは、成満を目差し高尾山への道のりとなった。