4月21日(金)・22日(土)
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鮮やかな緑が綺麗な季節となり、もみじの新しい芽吹きが春を感じさせてくれます。
高尾山の本坊では「春の高尾山 寺コンサート」と題して
演奏と精進料理を楽しむ会を開催いたしました。
2日間に渡り開催した寺コンサートには延べ200名以上の方々が参加され、
開場時刻となる11時には大広間が満席となりました。
会場にならべられた御膳。
天狗の落し文といって、日々の生活に取り入れ、
お役立ていただきたいお寺からの言葉。
そしてお茶は有機栽培で作った薬王院限定の「天狗力茶」。
坊に入った方のみがご賞味いただける御煎餅は高尾山の寺紋入り。
開演の挨拶後、法螺貝を先導にアルテ・コンボの皆様が舞台へ登場いたしました。
8年前の来日の際、当院で演奏した以来2度目の来山となりました。
舞台では映画音楽、創作、現代音楽と幅広いジャンルに渡る演奏で楽しませて
くれました。
続いて舞台には箏・三味線奏者の日原史絵さんが登場し、さくら変奏曲など春の香り
を奏でてくれました。
この度初来山となった日原さんは山梨県の出身との事ですが、普段はフランスを中心に
ヨーロッパ各国と日本を行き来しながら演奏、創作活動を展開。久しぶりに訪れた
高尾山麓は駅舎が変わり、温泉ができているなどの変化に驚かれていました。
最後は出演2組によるコラボレーション 音楽劇「猿神」で会場を沸かせくれました。
演奏会の後は食事会場へと場所を移し、精進料理をお召し上がりいただきました。
季節の食材を活かした当院自慢の精進料理がならびます。
また今回は当院寺宝より「奥の細道」襖絵を特別展示いたしました。
演奏と精進料理の会は約6年ぶりの開催でしたが、
初めていらっしゃった方も、日頃より御来山いただいている方も、
日常とは違った空間でのコンサートに、終始和やかな雰囲気に包まれ、
笑顔あふれる会となりました。今回出演をしていただいた日原史絵さん・
アルテ・コンボのみなさま、関係者の皆様、本当にお世話になりました。
今後も様々な催しを企画して参りますので、その際には皆様お誘い合わせのうえ
ご参加いただけますことを心よりお待ち申し上げております。