2010年10月8日(金)
穏やかなお天気の中、第二回高尾山を学ぶ会が開催されました
例年にくらべ、今年は紅葉の色付きもはやいようです
参道を高尾山の空気を感じながら歩いてきた参加者は約80名
日常生活を離れ、心を清らかにするひと時は写経から始まりました
写経の作法が僧侶から説明され、お香を燻らせると会場に静けさ
が広がります
参加者は一心に「般若心経」や「十善戒」を写していました
心を空にして写経をしているとあっと言う間に時間も過ぎて、
今度はお腹が空になります
お昼は高尾山の精進料理です
僧侶による食前の挨拶があり、食事の偈を感謝の念を込めながら
唱えます
続いて、料理長による説明があり、おすすめは境内に新たに建立
された「願叶輪潜」をモチーフにした「叶う輪煮」とのことでした
食事が終わると本堂へ移動し12:30からの御護摩修行に参加、
先程書いた写経を御本尊様へお納めしました
舞台上に置かれた灯明に火が点されると、法螺貝の音が近づい
てきます、高尾山の僧侶による声明の始まりです
声明はお経に節をつけたものですが、供養・鎮魂といった場面
だけではなく落慶法要や仏様を讃嘆すつ時など様々な場面で
お唱えするそうです
三種類の声明を参加者の方々も一緒にお唱えしました
声明が終わると引き続き僧侶による法話が始まりました
終わったばかりの声明の説明と高尾山に関するお話に皆さん
熱心に耳を傾けていました
目で耳で鼻で舌で身で意(こころ)で高尾山を学んだ参加者の
方々は充実した一日を過ごすことが出来たのではないでしょうか?
人生の道しるべ
天真(てんしん)
ありのままに かざりのない 人の心