高尾山ブログ 天狗のひとり言
7月 26
7月24日(日) 高尾山の蝉も台風が過ぎたあたりから、いっせいに鳴きはじめ […] [...more]
7月24日(日)
高尾山の蝉も台風が過ぎたあたりから、いっせいに鳴きはじめました。
いよいよ夏本番、雲が白く厚くなってきました。日差しもジリジリと肌に
感じます。
今日は写経大会と子供やまぶし体験修行が行われました。
月例の写経会は山麓の不動院で行っておりますが、7月は写経大会
と題し、院内の有喜閣にて写経・食事・法話と体験頂き、高尾山にて
心身ともにリフレッシュしていただこうというものです。
開会式とその後の法楽には御貫首も出席いたしました。
山上で、いくらかは涼しいとはいえ、暑いさなかです。2時間弱の時間、
参加者の皆様、集中して写経していらっしゃいました。
山麓の不動院には子供たちがぞくぞくと集まってきます。
子供たちは班ごとに分かれて6号路を歩き、琵琶滝にて滝行、薬王
院にて食事をした後、腕輪念珠を作成し、柴燈護摩に参加します。
普段なかなか体験出来ないことばかりですので、夏休みの思い出と
共に、強い意志、思いやりの気持ちを持ち帰ってくれたのではないか
と思います。
天狗の落とし文
心 一つにして かかる
7月 23
2011年7月23日(土) 台風も去り、高尾山には爽やかな風が吹き晴れても暑くない、 […] [...more]
2011年7月23日(土)
台風も去り、高尾山には爽やかな風が吹き晴れても暑くない、
穏やかな週末を迎えています。
子供たちも夏休みとなって、今日も沢山の方々が登山を楽しむに
高尾山にお越しいただいております。
本堂前には「急ぐとも 止まって一礼 ご本尊」のことばがあります。
手をあわせ御参りください。
この時期、花や昆虫・鳥たちが思いおもいの色や声で皆様のお越しを
お出迎えしています。
また、境内にはこんな看板を見ることができます。
「天狗注意」の看板です。急に天狗さんが現れるのでしょうか??
「高尾山は天狗の住む山」と言われており、「天狗笑い」や「開運蛸杉」など数々の
天狗伝説が残されています。高尾山薬王院には大天狗・小天狗の像が多数ある
ほか、天狗の装束は、修行する山伏の装束を模したものと伝えられています。
また、天狗は自然を象徴するものであるとも言われています。
豊かな自然を残し天狗の住む山と言われている高尾山で
今年も8/1より「小天狗膳」が開催されます。
今年は、どんな献立になるのかはお楽しみです。
爽やかな風を感じにお出掛けください。
天狗の落とし文
温室育ちの花は弱いもの 人もまた
7月 19
2011年7月18日(祝) シャンパンブルーの空の下、高尾山の大樹の木陰に涼を求 […] [...more]
2011年7月18日(祝)
シャンパンブルーの空の下、高尾山の大樹の木陰に涼を求めて、
沢山の方々が海の日にお山にお見えです。
17・18日の両日、薬王院では精進料理の集いが催されました。
御護摩に参列いただいた後、声明と法話をお聴きいただき、
お腹のすいたところで、精進料理を召し上がっていただく企画です。
声明・法話・精進料理に共通するテーマは 「いのち」 でしょうか。
いただきますの言葉からお釈迦様の天上天下唯我独尊の話まで、
様々ないのちの話が法話の中でされました。
法話の後の食事では、皆様真剣に食べることと向き合ったのでは
ないでしょうか
天狗の落とし文
隠し事しない
7月 18
2011年7月17日(日) 自然と涼を楽しもうと連休中はお天気にも恵まれ […] [...more]
2011年7月17日(日)
自然と涼を楽しもうと連休中はお天気にも恵まれ
朝から家族やお友達と大勢の登山者がお出掛けになりました。 近年、登山ブームの中 山を好む若い女性が急増しています。 そんな皆様にオススメなのが 「健康登山の証」 です。
高尾山では皆様の健康のお手伝いを
第一義に「健康登山の証」(600円)を授与しております。 平成11年に開始され、会員数も年々増えております。
毎回訪れるたびに捺印いたします。(100円)
ご本尊・飯縄大権現様のご縁日(毎月21日)に因みまして
21回で一冊終了、満行となります。満行になると、ご褒美として
精進料理を無料で提供させていただくほか、名前入りの木札を
境内に掲示させていただきます。 期限はありませんので無理をせず、自分のペースに
合わせて満行を目指してください。
この夏に是非参加してみてはいかがでしょうか。 取り扱い窓口 薬王院山門くぐって正面の護摩受付所まで。
天狗の落とし文
居心(こしん)
落ちついた やすらかな心
7月 10
7月9日(土)その弐 7月5日に出発した、富士登拝修行の面々が5日間の修行 […] [...more]
7月9日(土)その弐
7月5日に出発した、富士登拝修行の面々が5日間の修行
を成満して、無事帰ってきました。
一様に無精髭と日焼けした顔ですが、精悍なお顔を拝見
すると、皆それぞれに何か得るものがあったのではないか
と思います。
道中、お世話になった皆様にこころより御礼申し上げます。
天狗の落とし文
自分のことは 自分で 決めないと
7月 10
7月9日(土) 関東地方にも梅雨明けの知らせが届き、見上げる富士山の […] [...more]
7月9日(土)
関東地方にも梅雨明けの知らせが届き、見上げる富士山の
その先の空は、夏色のブルーです。
本日、富士吉田市の北口本宮冨士浅間神社におきまして、
北口本宮冨士浅間神社様と高尾山薬王院合同による、復興
祈願祭が執り行われました。大山阿夫利神社様、富士講の
皆様、その他にも大勢の方々に御臨席賜り、厳かな内にも
あつい祈りが奉げられました。
儀式はそれぞれの作法にて行われましたが、こころを一つに
合わせての祈願祭となりました。
ご本殿での祈願が始るや夕立のような雨と雷に見舞われまし
たが、それも祈願を終えて外に出る頃には、雨も上がっていま
した。
宮司様や御貫首のご挨拶にもありましたが、復興に何年・何
十年掛かるか分かりませんが、甘露の日和となる日を信じて、
そして、早々に復興が成り、感謝の祈りを奉げる機会を得たい
と参加者全員が考えたのではないかと思います。
おりしも、2日前は七夕。皆様は何を願いましたか?
天狗の落とし文
楽しみもあり 我慢することが一杯あることが 人生です
7月 05
2011年7月5日(火) 夜半の嵐も明け方にはおさまり、御本堂での勤行を終える頃には […] [...more]
2011年7月5日(火)
夜半の嵐も明け方にはおさまり、御本堂での勤行を終える頃には、
太陽も顔をのぞかせていました。昨年は見送られる立場でしたが
今年は見送る側、あれから、はや1年が経ちました・・・
今年で5回目となる、髙尾山修験道による富士登拝修行、今朝が
その初日です。昨日、前行として滝行や柴燈護摩に参加した修行
者約20名、昨夜は薬王院に参篭。
早朝4:00起床、御本堂でのお勤めの後、奥の院にある浅間社
にて発足式を行いました。清々しい空気の中、御貫首により富士
登拝修行の願文が読み上げられ、参加者と見送りの僧侶の読経
の声が響き渡りました。
御貫首から励ましの言葉と9日に北口本宮富士浅間神社で行わ
れる復興合同祈願祭の場での無事再会の約束、また復興の大
義をしっかり背負って歩くようにとのお話がありました。
道中の先達からは、御貫首から先達の証である梵天を授けられ
ると、参加者を代表して、見送りへの感謝と修行への決意が述
べられました。
全員集合で記念写真を撮影後、午前5:30、一行は5日間の
富士登拝修行に出発いたしました。初参加の人は緊張気味の
表情、経験者は頼もしい顔つきでした。
本日の行程は、予定通りなら薬王院から上野原市の秋山まで
の約30km。昨年に比べると今年は、朝夕の天気が不安定な
のと気温が高いので、大変かもしれません。道中みかけたら
声援をお願いいたします。
今、この文章を打っている14:00現在、神奈川カントリー付近を
歩いているでしょうか。アスファルト道の洗礼を受けているころ
でしょう。
5日後に、日焼けして、髭面の顔で帰ってくるのを楽しみにし
ております。どうぞ、よい修行を!
なお、上記の通り、7月9日(土)に、北口本宮富士浅間神社
におきまして、髙尾山富士登拝組と髙尾山大山参拝組と合
流しまして、北口本宮富士浅間神社様と合同で復興祈願祭
を執り行います。
天狗の落とし文
慚愧懺悔 六根清浄(ざんぎざんげ ろっこんしょうじょう)
6月 27
2011年6月27日(月) お山を覆うような霧雨の中、御本堂のすす払いが行われました […] [...more]
2011年6月27日(月)
お山を覆うような霧雨の中、御本堂のすす払いが行われました。
ビニールシートに囲まれた中で行うすす払い、この時期は暑さと
の戦いでもあります。半袖も着れないですし。
じわっとかく汗にすすがまとわりつきます。皆、顔を真っ黒にしな
がら、黙々と作業をします。
暗い中での作業ですので、休憩時に表にでるとパンダのような
顔が一層目立ちます。
暮れのすす払いが本番ですので、今回は護摩壇と屋根裏を
中心に丁寧にすすを払いました。
最後はお山のお風呂へざぶんと入って身体についたすすを落と
します。一番汚れているのはどこでしょう?
鼻の穴です。。。
天狗の落とし文
輝いている人は ハッキリとした志を持っている
6月 27
2011年6月25日(土) 本日より境内の一福茶屋にて天狗十穀力団子の販売が始まり […] [...more]
2011年6月25日(土)
本日より境内の一福茶屋にて天狗十穀力団子の販売が始まり
ました。
お団子は、上新粉(もち米)ベースに、大麦、黒米、きび、あわ、
黒豆、緑豆、小豆、黒ごま、アマランサスの九穀を取り入れた
ものになっております。
お団子自体にしっかりした甘さがあり、もちもちとした食感と大
きさで、食べ応えがあります。お腹に「ドスン」ときます。
お好みで、味噌ダレ・黒蜜・きな粉を御用意しております。
高尾山には、茶店屋さんによって、いろいろなお団子があり
ます。一号路はさしずめ団号路のようです。お団子の食べ歩き
の際は、炭火でこんがり焼けた十穀力団子を是非、食べに来て
下さい。お団子顔の店長がお待ちしております。
天狗の落とし文
都合のいい人を 善人というな
6月 23
2011年6月19日(日) この日の天候は、久しぶりの梅雨の中休みとも あ […] [...more]
2011年6月19日(日)
この日の天候は、久しぶりの梅雨の中休みとも
あって、大勢の方が高尾山を訪れていました。
高尾山麓自動車祈祷殿広場に於きまして
今年前半の「納札供養柴燈大護摩供」が
震災復興の祈願と合わせ当山執事長お導師の許、
勤修されました。
お役が終わって古くなった高尾山に納められたお護摩札、
お守りを柴燈護摩壇においてお焚きあげをして、
今までの御本尊・飯縄大権現様の御加護に感謝する行事です。
昨年の暮れに㈱いなげや様よりお預かりしていました
「夢成就はがき」 3、198通も炎と共に願いを届けることが
できました。
「納札供養柴燈大護摩供」は毎年2回、
6月19日と12月19日に行われています。
是非、ご参加いただき御本尊様のご加護をいただくとともに
震災で今もなお、復旧に長い年月が必要な状況にある方々が
心安らかに毎日を過ごす事が出来るよう国土の安穏と一日も早い復興と収束、
被災された方々の身上の安全を願い、
心を合わせて震災復興をお祈りいただければと存じます。
天狗の落とし文
何ごとにも 余裕を持って