高尾山ブログ 天狗のひとり言


苦抜け門・開眼法要


8月 30

8月28日(木)

午前10時より仏舎利塔にて苦抜け門の開眼法要が執り行われました。

「三密の道」の三密とは、仏教では人間の日常生活は三密、身(身体)、口(言葉)、意(心)の三つの働きから成り立っていると考えられております。

これこそが煩悩の元であり、身業、口業、意業の三業であるといわれています。

この三密の道を歩く時、煩悩(わずらい、なやみ)を消すことを心に念じ歩いて下さい。

天狗の落とし文

足元を固める




子供やまぶし修行会と信徒峰中修行会


8月 24

8月24日(日)

8月3日、晴天の中、髙尾山子供やまぶし修行会が行われました。

今回は計118名の小学生が参加しました。

最初は、不安や緊張からか周りの子とも話せず元気のない様子でしたが、

いざ修行が始まると元気にいっぱいに山道を歩いていました。

琵琶滝では、冷たい水に入り山伏から、「お父さん、お母さんの言う事聞きますか?」「食べ物を好き嫌いせず残さず食べますか?」

等の問いに元気に「はい!」と答えていました。

昼食後の念珠作りでは、山伏の言う事をよく聞き、真剣に取り組み、

一つは自分の為に、もう一つは大切な人の為に作っていました。

作った念珠をお加持するため、仏舎利塔の柴燈護摩道場へ向かいます。

こちらで護摩を焚き、皆それぞれのお願い事をし、護摩の火で念珠をお加持しました。

帰りはケーブルカーを利用して、不動院にて修了証が授与され、無事終了しました。

今回の子供やまぶし修行会は炎天下の中で行われ、とても大変だったと思います。

しかしこの辛い修行をみんなで助け合い協力して乗り越える事ができて、

子供たちに自信がついたのではないのかなと思います。

この日の体験を忘れずに日々の生活、一日一日を大切に過ごして頂けたら幸いです。

天狗の落とし文

助け合い支え合い

8月23日第百六回髙尾山信徒峰中修行会が執り行われました。

今回は80名以上の年齢も様々な方々が参加されました。

9時に不動院にて開会式が行われ、行程の説明がされます。

滝行・回峰行を行い、薬王院を目指します。

本堂にて御法楽を。

夕方に千巻経を行い、その後、夕食ののち本堂にて月輪観を行いました。

翌日には、5時半の護摩行に参加し、8時より写経を行いました。

その後、野島清志師によるご法話を聴聞致しました。

そして、柴燈護摩の後、不動院にて修了証が授与され、閉会式を行い無事終了致しました。

天狗の落とし文

人生の歩み方 軽くなってはいけない




柔道世界選手権大会必勝祈願


8月 03

7月31日(木)

2014年8月25日から31日まで、ロシアのチェリャビンスクで開催される

世界柔道選手権大会に日本代表として出場なさる、コマツ女子柔道部所属の

宇髙 菜絵 選手 (57㎏級)

橋本 優貴 選手 (52㎏級)

佐藤 瑠香 選手 (78㎏級)

連    珍羚  選手 (57㎏級 台湾代表)

田代 未来 選手 (63㎏級)

5名が来山され、世界選手権での必勝をご本尊様に祈願されました。

全日本女子柔道部の選手は、高尾山をトレーニングやリフレッシュの場として

利用されており、皆さん度々来山なさっているそうですが、今回は

地元・高尾警察少年柔道部出身の田代選手の発案で御護摩修行に

初めて参加されたとのことです。御祈祷を終え、皆さん、引き締まった表情で

世界選手権での活躍を誓っていました。

本番まであと僅か。万全の状態で、悔いの残らない試合をして頂きたいと思います。

ご健闘・ご活躍をお祈り致します。

天狗の落とし文

日頃の努力が チャンスを 呼び込む




第八箇度富士登拝修行成満


7月 24

7月24日(木)

23日夕刻、富士登拝修行一行が山麓不動院に到着致しました。

お陰様で第8箇度目の富士登拝修行も無事成満となりましたことを

ご報告致します。

梅雨が明け、夏の高尾山の暑さに一様に驚いていた参加者ですが、

皆さんの元気な笑顔を拝見し、安心致しました。

本当にお疲れ様でした!

天狗の落とし文

感謝に生きられる人は 心の富める人




第八箇度富士登拝修行始まる


7月 20

7月20日(日)

三連休の真ん中の日、陽がさしたり、曇ったりとハッキリとしない空模様ですが、

気温はだいぶ高く、夏らしくなって参りました。夕立の雷の音も夏の音色に変わって

関東の梅雨明けも目前です。

昨日19日の早朝、高尾山修験道の面々が富士山へ向け、歩み出しました。

本日20日夕方には、富士山麓へ到着することと思います。

梅雨から夏へと季節をまたぐ、厳しい日程ですが、道中の無事と満足のいく修行

となるよう祈願致します。素晴らしいご来光が見られますように・・・。

天狗の落とし文

壹意(いちい)  一つのことに心を集中する




7月6日(日)


7月 07

久しぶりに一日晴れの天気でしたので、境内を散策してみました。

ふと参道脇に目をやると紫陽花の花が綺麗に咲いていたので一枚。

日曜日ということもあり朝からたくさんの人で賑わっていました。

これから山頂まで行き一汗かいてビアガーデンへ向かうのでしょうか。

お土産コーナーを覗くと、夏限定の梨かりんとうが並んでいました。

梨の甘い香りと程よい甘さで、一度食べたらやみつきになる事まちがい梨……と言ったところでしょうか。

やみつきになるかどうかは、一度ご賞味あれ。

天狗の落とし文

小さいことを軽く見ない




すす払い


7月 01

6月30日(月)

本日、本堂にてすす払いを行いました。

すすを落とすので、本堂内はブルーシートで覆われます。

竹ですすを払って下に落とします。

護摩壇の上からは、たくさんのすすが落ちますので念入りに払っています。

写真に写る粒子がすすです。

天狗のお面もきれいにしています。

最後にぞうきん掛けをして、細かいところにあるすすを落として終了です。

簡単に説明してみましたが、このように毎年本堂のすす払いを行っています。

この行事を毎年行う事で、火災の防止につながり、

皆様の諸願成就を祈願して護摩を焚く本堂がいつもきれいに保たれています。

天狗の落とし文

基礎をしっかりと




北島三郎さん新曲「高尾山」奉納歌唱


6月 11

6月5日(木)

演歌歌手の北島三郎さんがデビュー記念日である6月5日(木)に高尾山薬王院大本堂に於いて、関係者200人を前に同日発売の新曲「高尾山」を熱唱し奉納歌唱を行ないました。

法螺貝を先導に紋付袴姿で北島さんが入堂されると、大山御導師の許、御護摩修行が厳修され、北島さんが新曲「高尾山」を熱唱し奉納されました。

歌唱後の挨拶では「由緒ある高尾山で歌を奉納させて頂くことは、胸がいっぱいで感動しています。

歌詞の中に”初心忘れず登って来いよ”とありますが、わたしも初心忘れずにまた歌の道を歩いて参ります」と話され、高尾山へ記念の盾が奉納されました。

北島さんは八王子に居を構えて30年、また平成15年より八王子観光大使をつとめられ、長きに渡り八王子の発展に貢献されております。

この度同じく八王子観光大使をつとめられている八王子車人形五代目家元西川古柳さんによる祝いの舞がご披露されました。

大山貫首は「高尾山薬王院の数百年という長い歴史の中で、本堂内で歌唱奉納を執り行うのは初めてです、「高尾山」という歌を作っていただきましたので一生懸命覚えたいと思います。」

とご挨拶され感謝状と御札を進呈されました。

この「高尾山」がひとつのきっかけになり、祈りのお山高尾山へ足を運んでいただければ幸いと思っています。

天狗の落とし文

懸命に一つのことに向う




石斛らんが咲きはじめました


5月 25

5月25日(日)

境内周辺でも石斛らんが咲き始めました。

大杉原の杉の木にも天狗さましか登れないような高い所に、

花を咲かせています。

歩きながら探すのは危険ですので、足元をご確認のうえ探してみて下さい。

近頃は、お釣り銭で1円玉を貰うことが増えましが、表面の絵をご存じでしょうか。

「おがたま」だと思っていました。が、よく調べると違うとの事。

「若木」と言うだけで、特定の植物ではないそうです。

私の思い込みをよそに、山門横のおがたまは花を咲かせ、バナナのような甘い香りを

漂わせています。

天狗の落とし文

争いごとは 欲が からむ




北島三郎さん新曲「高尾山」PV撮影


5月 24

5月24日

初夏の風にサーッとふかれる木々の緑は濃くなり、

遠足の子供たちの笑顔からのぞく白い歯とともにキラキラ輝いています。

今月7日、演歌界の大御所・北島三郎さんが来山され、

プロモーションビデオの撮影を行いました。

八王子市の観光大使でもあられる北島さん。

6月に発売される新曲のタイトルは、「高尾山」です。

〈高尾山〉を一曲の音楽の内にどのようにとじこめ、

それをどのように歌唱して下さるのか、とても楽しみです。

皆様も「高尾山」を耳から感じてみて下さい。

シングル 2014年6月5日 リリース!

天狗の落とし文

生きるって 山坂多い 旅の道