3月 23
3月11日(月) 追記 岩手県宮古市田老地区で執り行われた追悼の行事を […] [...more]
3月11日(月) 追記
岩手県宮古市田老地区で執り行われた追悼の行事を
もう少し詳しくお知らせします。
田老地区曹洞宗常運寺での犠牲者慰霊法要の様子。![犠牲者慰霊法要](http://yakuoin.sakura.ne.jp/WordPress/wp-content/uploads/2013/03/e794b0e88081e59cb0e58cbae69bb9e6b49ee5ae97e5b8b8e9818be5afbae381a7e381aee78aa0e789b2e88085e685b0e99c8ae6b395e8a681.jpg)
「万里の長城」と呼ばれる大防潮堤の上を行列する一行。![みなと公園へ向かう一行](http://yakuoin.sakura.ne.jp/WordPress/wp-content/uploads/2013/03/e4b887e9878ce381aee995b7e59f8ee381a8e591bce381b0e3828ce3828be5a4a7e998b2e6bdaee5a0a4e381aee4b88ae38292e8a18ce58897e38199e3828be4b880.jpg)
田老観光ホテルでの供養と修祓の儀。田老地区では約180名の方
が犠牲に。![痛々しい姿の田老観光ホテル](http://yakuoin.sakura.ne.jp/WordPress/wp-content/uploads/2013/03/e794b0e88081e8a6b3e58589e3839be38386e383abe381a7e381aee4be9be9a48ae381a8e4bfaee7a593e381aee58480.jpg)
高尾山主の名代として祇師を務める薬王院法務課長。高尾山からは
3名の僧侶が出仕。![みなと公園にて柴燈護摩供を勤修](http://yakuoin.sakura.ne.jp/WordPress/wp-content/uploads/2013/03/e9ab98e5b0bee5b1b1e4b8bbe381aee5908de4bba3e381a8e38197e381a6e7a587e5b8abe38292e58b99e38281e3819fe6b395e58b99e8aab2e995b7.jpg)
全国から約50名もの僧侶が集まりました。![熱祷を捧げる僧侶達](http://yakuoin.sakura.ne.jp/WordPress/wp-content/uploads/2013/03/mg_0259.jpg)
岩手教区智山派青年会武田秀山会長による、参拝者一人ひとりへの
お加持。![参拝者全員をお加持](http://yakuoin.sakura.ne.jp/WordPress/wp-content/uploads/2013/03/e5b2a9e6898be69599e58cbae699bae5b1b1e99d92e5b9b4e4bc9ae6ada6e794b0e7a780e5b1b1e4bc9ae995b7e381abe38288e3828be58f82e68b9de88085e4b880.jpg)
写真の背景には公園と思えない景色が広がっています。
改めて、亡くなられた方々のご冥福をお祈り致すと共に、被災された
方々の心身ともに安心となることを願います。合掌。
天狗の落とし文
志あれば いつでも 再出発は できるはず
3月 23
3月11日(月) 少し時間を遡って、3月11日の東日本大震災の3回忌法要の […] [...more]
3月11日(月)
少し時間を遡って、3月11日の東日本大震災の3回忌法要の
お話をしたいと思います。
震災から丸2年が経ちました。高尾山では、14時30分から
梵鐘をならし、御貫首御導師のもと、護摩修行に参加された
御信徒もそのまま本堂に残り、山内職員も参加し、皆で犠牲
者のご冥福を祈りながら、14時46分を迎えました。![御本堂にて法要](http://yakuoin.sakura.ne.jp/WordPress/wp-content/uploads/2013/03/p1060958.jpg)
同じ頃、高尾山とも復興支援等でご縁のある岩手県宮古市
田老地区でも追悼行事が行われました。田老地区だけでも、
約180名の方が亡くなったそうです。そのご遺族ら500名近く
の方がご参列のなか、全国から集まった約50名の僧侶に
よって、犠牲者の鎮魂と復興祈願の柴燈護摩供が厳修され
ました。前日の火渡り祭後すぐに、高尾山の僧侶も岩手に
向かい参加いたしました。![柴燈護摩供 宮古市にて](http://yakuoin.sakura.ne.jp/WordPress/wp-content/uploads/2013/03/dsc_2169.jpg)
「今回法要に参加出来て良かった。気持ちがあっても、自分
だけではなかなか…」と本堂での法要後に話していた方が
いました。同じ気持ちの方は多いと思います。
16日(土)に篤志の方のご助力もあり、高尾山有喜苑内に
東日本大震災物故者の供養塔が建立されました。
塔の内部には、犠牲者の御名前を記した名簿が納められて
おります。高尾山に御来山の折には、是非、お手を合わせて
いって頂ければと思います。![仏舎利塔前に建立された慰霊碑](http://yakuoin.sakura.ne.jp/WordPress/wp-content/uploads/2013/03/dsc_2237.jpg)
亡くなった方を弔うということは、残された人と向き合うことで
もあります。「月日が経つのは、あっという間だが、時間は止
まったまま」と言う被災者のコメントをニュースで聞きました。
震災から丸2年が経ちました。地震や津波自体はどうする事も
出来ません。誰が悪いわけでもありません。
しかし、震災から丸2年が経ちました。
いつまで、被災地を「被災地」と被災者を「被災者」と呼ぶので
しょうか。それは、地震や津波のせいではなく、そろそろ、私達
一人ひとりの責任かもしれません。
天狗の激励
「一人ひとりの祈りは小さいけれど、束になって大きな力
になる。やがて天に届き、生きる力として皆様の胸に
戻ってくる」