高尾山ブログ 天狗のひとり言


秋季大祭


10月 19

10月17日(金)

こぼれおちる程のどんぐりや銀杏に実りの秋を実感させられます。

お米も今年は豊作のようで、雪は豊作のしるしと言いますが、

思い返せば、大雪でしたね。初めて取れたての新米を頂く機会が

ありましたが、水加減が難しいです。その瑞々しさにふれ、感謝

の気持ちが湧いてくる。まことに「感謝」を強く実感する季節です。

空はどこまでも高く、降り注ぐ日差しが心地よく感じられる中、

秋季大祭が執り行われました。

山伏を先頭に、鼓笛隊・お稚児さん・僧侶・慶賛会のお侍さん・

舞扇供養にいらした芸妓さん・ご詠歌講の皆様が、十一丁目茶屋

を出発。仏舎利塔を経由して御本堂へと向かいました。

執事長御導師のもと、仏舎利塔で法楽

御貫首御導師のもと、天狗像前で舞扇供養を行う

本堂前では、一生懸命歩いてきたお稚児さんの健やかな成長を祈願

本堂内では、御貫首御導師のもと、特別開帳大護摩供が厳修され

有喜苑内でも山伏により、柴燈大護摩供が厳修された

時節柄、お稚児さんだけでなく、遠足の子供達もわんさか来ていました。

溢れるくらいの子供たちの笑顔。それを見ている大人の笑顔。

沢山の人を笑顔にする力こそが、高尾山というお山が皆さんに

愛されている所以なのかと感じます。

「すべての日々の中で、一番もったいないのは笑わなかった日」

という言葉もあります。日々の生活で笑顔を忘れているなと思ったら、

高尾山へお越しになってみてはいかがでしょうか。

「笑顔は電気代がまったくかからない上に、電気よりも周りを

明るくする」なんて言葉もありますし。

天狗の落とし文

うまい話には 必ず 落とし穴