高尾山ブログ 天狗のひとり言
9月 07
9月5日(土) ・ ・ ・ 久々におひさまが顔をのぞかせ、まぶしい光が降り注ぐなか、 高尾交通安全協会主催の交 […] [...more]
9月5日(土)
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久々におひさまが顔をのぞかせ、まぶしい光が降り注ぐなか、
高尾交通安全協会主催の交通安全祈願祭が執り行われました。
清滝駅前広場から、山伏を先頭に交通安全少年団・高尾幼稚園
の園児たち・交通安全協会会員の皆さんが列になり、20号線の
お祓いや鼓笛隊が演奏をしながら祈祷殿広場までを行進しました。
祈祷殿では、執事長大祇師のもと交通安全を祈願する柴燈大護摩供
が厳修され、多くの皆様からお預かりした、交通安全の撫で木を
火中に投じると、道場内は増々熱気に包まれました。
最後は幼稚園の子供たちも撫で木を投じ、御本尊様に手を合わせていました。
なお、高尾山の祈祷殿では、毎日『人車一体』の交通安全の祈祷を
行っております。
天狗の落とし文
念には念を入れよ
9月 02
9月2日(水) ・ ・ ・ 世界遺産にも登録され、ますます注目を集めている富士山。八百万の神々が 集うと云われ […] [...more]
9月2日(水)
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世界遺産にも登録され、ますます注目を集めている富士山。八百万の神々が
集うと云われ、「霊峰富士」として昔から崇拝されてきました。髙尾山への信仰
が篤かった戦国時代の武将・北条氏康は富士山の信仰者でもあり、境内の一番
高い場所に浅間社を奉安したとの記述が古文書「北条記」に見られます。
それ以降髙尾山と富士山との関係は深く、現在髙尾山ではこの浅間社から
富士山頂を目指して歩く「富士登拝徒歩練行」が修験道の山伏によって毎年
行われています。
9回目となる今年は8月22日から26日の5日間で執り行われました。
初日は気温が高くその後は悪天候と、修行者にとっては大変過酷な状況でしたが、
怪我人や急病人もなく全員無事最終日に戻って来る事ができました。
この徒歩練行に参加している修行者は、参加したくても出来ない方や修行者の
無事を祈る方などの様々な「思い」も背負って富士山を目指します。その「思い」
を代参札に託し、お申込みされた御信徒様のご芳名を富士山頂で読み上げ本年
一年の諸縁吉祥・諸願円満をご祈念致します。
富士登拝代参札のお申し込みは一年中受け付けておりますのでご希望の方は
お気軽に薬王院までご連絡下さい。
天狗の落とし文
努力なくして善い結果など得られない
8月 15
8月15日(土) ・ ・ ・ 立秋を過ぎ、真夏のうだるような暑さも峠を越したのか幾分は 過ごしやすくなってきま […] [...more]
8月15日(土)
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立秋を過ぎ、真夏のうだるような暑さも峠を越したのか幾分は
過ごしやすくなってきました。それを感じた虫たちも日没後に
ちらほらと羽をふるわせて、一服の清涼感を与えれくれます。
とは言え、まだまだ、夏の主役は譲らんとばかりに、蝉が大合唱
をしておりますが・・・
4月に植え替えをした蓮の花が終戦記念日の今日、花咲きました。
青空に向って咲く花が、戦没者の鎮魂と平和への祈りを捧げて
いるようです。
来年の今日も花さかせて欲しいものです。
天狗の落とし文
成長を促すことが出来るのは反省
5月 29
5月21日(木) ・ ・ ・ 当山では、本年が中興開山640年にあたり、 御本尊飯縄大権現様の御前立の御尊像造 […] [...more]
5月21日(木)
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当山では、本年が中興開山640年にあたり、
御本尊飯縄大権現様の御前立の御尊像造立という浄業を
進めて参りました。
十方有縁の御信徒の皆様方より多大なる御志納を賜り、
この度、脇侍の大天狗像・小天狗像と共に、立派な御尊像
が完成奉安となり、開眼法要が執り行われました。
夜半の嵐のような雨も明け方には上がり、
貫首曰く「御本尊様も喜んでおられるようなお天気」の下、
新たな御本尊様を無事お迎えすることが出来ました。
新たなる御尊像が皆様お一人お一人の信仰の依所の
一つとなり、御信徒各位が末永く更に多くのご加護を
得られますよう、ご祈念申し上げます。
尚、御本堂正面には、新たな御本尊様の御手に繋がる
五色のお手綱がございます。御来山の折には、御本尊
様とのご縁をさらに強く結んで頂ければと存じます。
天狗の落とし文
幸せの鍵は 心の中に
5月 02
4月29日(水) ・ ・ ・ 大型連休を迎えて高尾山もたくさんの人で賑わってきました。 本堂前はこの様子です。 […] [...more]
4月29日(水)
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大型連休を迎えて高尾山もたくさんの人で賑わってきました。
本堂前はこの様子です。
大型連休の期間中、特別精進料理「若葉膳」を予約なしでご案内しています。
数に限りがありますので、お早目に。
こちらは季節限定のとまとのかりんとうです。
とまとの酸味甘味がしっかりとしていて、とても美味しい一品です。
お土産にどうぞ。
薬王院境内にあります、しゃくなげ園(御護摩受付所の裏)本日より開園しております。
見頃まではもう少しですが、5月中もご覧になれますので、是非足を運んでみてはいかがでしょうか。
天狗の落とし文
気配りは 人の心をしっかりつかむ
4月 07
4月6日(月) ・ ・ ・ 陽気はよくなるどころか、八王子は25℃に届く夏日を記録する暖かな日となり 暦通りに […] [...more]
4月6日(月)
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陽気はよくなるどころか、八王子は25℃に届く夏日を記録する暖かな日となり
暦通りに玄鳥至(つばめきたる)つばめも帰ってきたようです。
外仕事は心地よく、蓮の植え替えを泥んこになりながら行いました。
7月から8月にかけて綺麗な花を咲かせてくれると思います。その時はお知らせ致します。
天狗の落とし文
努力を怠らない
4月 06
4月6日(月) ・ ・ ・ 4月から新年度。会社も学校も新しいスタートを切りましたね。 薬王院においては、開瀑 […] [...more]
4月6日(月)
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4月から新年度。会社も学校も新しいスタートを切りましたね。
薬王院においては、開瀑式(滝開き)が年度初の行事で、山麓の入滝道場で滝場と
修行者の安全を願って毎年4月1日に行われます。
続いて4/4(土)には山麓不動院前にて「若葉まつり安全祈願祭」が執り行われ
ました。4月から5月にかけて開催される「若葉まつり」に際して、来山者が無事安全
に登山できるようにと祈願するものです。
このように、山に訪れる人が多くなる季節を迎えるにあたって、薬王院では皆様の安全を
祈願する行事が多くなります。
そして本日、山麓自動車祈祷殿にて職員の交通安全祈祷が行われました。薬王院では
用途に応じて様々な車を毎日利用しています。車を運転する人と車は一心同体。そこで
毎年、年度初めに「人車一体」の安全祈願をするのです。
全国交通安全週間(今年は5/11~5/20まで)がまもなく始まりますが
キャンペーン中だけでなく、常日頃から安全運転に対する意識を持った運転手で
ありたいですし、
あるべきだと思います。
天狗の落とし文
焦らない
3月 31
3月31日(火) ・ ・ ・ このところ暖かい日が続きようやく春めいてまいりました。山登りには絶好の 季節到来 […] [...more]
3月31日(火)
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このところ暖かい日が続きようやく春めいてまいりました。山登りには絶好の
季節到来です。数日前に気象庁より東京の桜の満開宣言の発表がありました。
平年よりも5日早いとの事で、ニュースなどでお花見で賑わう公園の映像が文字
どおり花を咲かせていますね。
ここ薬王院の境内にはしだれ桜や八重桜・寒緋桜・山桜等があり、標高が高いため
麓よりも開花が遅れます。桜のお花見にはまだちょっと早い髙尾山ですが、花見
は何も桜だけではないと言わんばかりに今いろんな花が咲いています。
そんな中からいくつかご紹介。
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ミツマタ。名前通りきれいに枝が3つに分かれてます。
珍しい赤色のもあります。
タチツボスミレ。至る所に生えているので簡単に見つかります。小さいハチ
が蜜を吸ってました。
ツバキ。花びらと葉のコントラストがきれいですね。
キランソウ。地面の隙間にびっしり生えるので「地獄の窯のフタ」なんて
別名があります。
皆さんもぜひ「お花見」で髙尾山に足を運ばれてはいかがでしょうか?
天狗の落とし文
日々を活かし切り生きる
3月 24
3月24日(火) ・ ・ ・ 3月18日から今日まで、春のお彼岸です。お墓参りに行かれた方も多いかと思います。 […] [...more]
3月24日(火)
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3月18日から今日まで、春のお彼岸です。お墓参りに行かれた方も多いかと思います。
お中日の21日、当山でも僧侶・職員によりお墓参りが行われました。
この墓地は境内の奥にひっそりと佇み、髙尾山薬王院の歴代山主(解り易く言うと住職の
事です)の御霊が眠っています。とても静かな場所なので読経の声が心地よく響き渡り、
いつまでも聞いていたくなります。
帰り道、枝につぼみをつけたコブシの木を見つけました。
よく「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、三寒四温で暖かい日もあれば寒い日もあり、
この日も朝のうち小雨が降っていて少し肌寒い陽気でした。コブシのつぼみたちがまだ
毛皮のコートを手放せずにいるようにみえてなんとも微笑ましいですね。
天狗の落とし文
心を洗う
3月 22
3月11日(水) ・ ・ ・ 3月10日(火)に 東日本大震災で犠牲になられた方々のご冥福を祈り、被災地の復興 […] [...more]
3月11日(水)
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3月10日(火)に
東日本大震災で犠牲になられた方々のご冥福を祈り、被災地の復興促進、
並びに被災者の安全を祈願する法要が執り行われました。
震災から4年の月日が流れました。被災地で日々暮らしていない、私にとって、
4年とは3年とも5年とも違い、区切りでもなく宙ぶらりんな感じがします。ややもすれば、
復興は他人任せにしてしまっている自分がいるのかと。追悼式典のスピーチを聞くと
4年も負けずによくぞ・・・と頭が下がります。
テレビ等では、復興は着実に進んでいるというムードの報道が多く感じられました。
物理的な復興は確かに進んでいるのかもしれませんが、そこに新しい文化が生まれて
こそ復興ではないでしょうか。例えは、防災・減災の文化が育ちつつあるのを
見落としてはならないと思います。
震災から4年。振り返ってみて、教訓から何を活かして実行しているのか。
4年前に感じた無力感から何が出来るようになったのか。
被災地・被災者だけでなく、皆が何か得たこともこの4年分の復興かもしれません。
天狗の落とし文
助け合い 支え合い