5月 14
5月12日(日) 薬王院の境内には、修行大師堂があり、修行中の […] [...more]
5月12日(日)
薬王院の境内には、修行大師堂があり、修行中の
お大師様の尊像が祀られております。
学術にも造詣の深かったお大師様にあやかろうと
学業成就・合格祈願を祈念される方がお越しに
なります。
その修行大師堂に「開運合格の鉄蛸」が奉納され
開眼の法要が執り行われました。
「鉄蛸」を制作・奉納下さったのは、八王子に工房
を持つ、チャーリー礒崎さん。ロートアイアンでイン
テリアやエクステリアを制作する作家でありながら
マルチな才能を活かしてTVやラジオで活躍されて
いる方です。
高尾山・鉄・合格・オクトパスと意外な組み合わせ
かもしれませんが、たこ杉のある高尾山。毎年、蛸
供養が行われる等、意外とご縁が深いのです。
なお、現在行われている特別精進料理「そば御膳」
の会場にチャーリー礒崎さんの作品を展示中です。
鉄なのに柔らかみのある愛らしい作品を観賞して
頂ければと思います。
天狗の落とし文
つらいことに 耐えてこそ 打たれ強くなる
5月 04
5月3日(祝) どこまでも遠くが見渡せそうな青空。周りを囲む ア […] [...more]
5月3日(祝)
どこまでも遠くが見渡せそうな青空。周りを囲む
アルプスの山々の頭上には、まだ白い雪が残り、
五月晴れのなかにも、ひんやりとした空気を届けて
います。風にたえ、山桜は散るのを待ってくれてい
ました。
本日は、駒ヶ根分霊院例大祭の日にあたり、11時
から、御貫首御導師のもと御護摩修行が厳修され
ました。
分霊院前では、恒例の高尾ごりやく市が開かれ
高尾山からも出店させて頂きました。
会場では、地元の皆様によるパフォーマンス・演芸
大会もあり、ごりやく市に華をそえていました。
準備の為、前日から駒ヶ根入りしていたのですが、
明け方、朝日に照らされ、薄く紫色に染まる山並み
がとても、綺麗でした。皆様にも是非、人も自然も豊
かな駒ヶ根を訪ねて頂きたいと思う次第です。
天狗の落とし文
真心で接し 真心で応える
4月 27
4月27日(土) ゴールデンウィークの初日、一丁平から雄大な富士山を望める、 絶好のお天気となりました。 「京 […] [...more]
4月27日(土)
ゴールデンウィークの初日、一丁平から雄大な富士山を望める、
絶好のお天気となりました。
「京王の電車・バス開業100周年記念植樹祭」に来賓として、
御貫首が招待され記念樹の植樹に参加いたしました。
それに先立ち、御貫首御導師のもと、関係者の皆様や植樹に
参加するご家族が見守る中、地鎮祭が執り行われました。
100周年ということで、桜50本と紅葉50本の計100本の苗木
が、それぞれの願いと共に植えられ、この先何十年・何百年と
来山する方々のこころを楽しませてくれることと思います。
今日、植樹に参加した子供達が、自分の子供を連れて来る頃
には、立派な桜や紅葉に育っていることでしょう。そして、それに
負けないような立派な大人になって頂きたいと思います。
京王グループの皆様、本日はおめでとうございます。
天狗の落とし文
播かねば種は育たぬ 好ましい結果の得られる
種を播こう
4月 24
4月24日(水) 本日、歌手の北山たけしさんがデビュー10周年記念シングル […] [...more]
4月24日(水)
本日、歌手の北山たけしさんがデビュー10周年記念シングル
『路地あかり』のヒット祈願に来山されました。
12時30分の御護摩に参加された後、本堂前で奉納の歌唱
として、新曲が披露されました。
御貫首をはじめ、後援会の方々が見守るなか3曲を熱唱。
肌寒いお天気でしたが、境内は熱気に包まれました。
御貫首も挨拶で仰いましたが、最近、自信に溢れ、
艶が出てきた、北山さん。今後の更なる飛躍が期待されます。
天狗の落とし文
一念は 偉大なことを 成しとげる
4月 21
4月21日(日) 前日からの雨が柔らかな若葉を溶かすような瑞々しい […] [...more]
4月21日(日)
前日からの雨が柔らかな若葉を溶かすような瑞々しい
緑色に包まれる中、春季大祭が執り行われました。
山笑う季節を前に、お稚児さんの笑顔溢れるパレード
は残念ながら中止となってしまいましたが、本坊で着替え
を済ませた子供達は、書院にて洒水加持を受け、付き添い
のご家族と記念撮影をいたしました。
12時30分からは八王子市と姉妹都市である苫小牧市
から風の会の皆様・御詠歌講の皆様・高尾山慶賛会の
皆様等が参列するなか、御貫首御導師のもと春季大祭
特別開帳大護摩供が厳修されました。
同じ頃、仏舎利塔のある有喜苑内の柴燈護摩道場では、
山伏による柴燈護摩が厳修され、護摩壇から煙と炎が
上がる頃には、雨もすっかり上がっていました。
今日の主役は、間違いなく子供達でした。おつかれさま!
天狗の落とし文
正直であることは 生涯の 宝である
4月 11
4月8日(月) 4月8日にお釈迦様のご生誕を祝福し、感謝を捧げる […] [...more]
4月8日(月)
4月8日にお釈迦様のご生誕を祝福し、感謝を捧げる
花まつり法要が仏舎利塔にて執り行われました。
桜吹雪。この何日かの風で早咲きの桜はサラサラと舞い飛んで
しまいました。やはり今年は寒かったのか、落ちている花びらが
小さいようです。しかし、新芽は志のある人のように、ぐんぐんと
成長しています。樹にも人にもよく眼を見開いておかないとですね。
天狗の落とし文
人の目に ふれずとも 良き 徳の花
4月 11
4月6日(土) 高尾山若葉まつりが開幕し、5月26日(日)までの […] [...more]
4月6日(土)
高尾山若葉まつりが開幕し、5月26日(日)までの
毎週末、様々なイベントが予定されております。
本日も10時から不動院前の遥拝社にて、御来山者
安全祈願祭が執り行われ、御貫首御導師のもと、
若葉まつり関係者も参列して、高尾山にお越しになる
すべての方の登山安全が祈願されました。
午後からは、仏舎利塔のある有喜苑内に新たに建立
された、迷散筒と十善戒巡りの開眼法要が御貫首
御導師のもと執り行われました。
心を迷わし、苦をもたらす三つの毒が 貪(欲)・瞋(怒り)・
癡(無知)です。
普段、心に湧き起こる様々な悪感情も大きく分ければ
貪・瞋・癡の3つの組み合わせとのことです。
迷散筒の中央には筒があります。お釈迦様の舎利が
納められた仏舎利塔を前に、三毒を解毒し慈しみの心
を育てるために、迷散筒を回転させ、迷いを散らし、
清らかな心に気付いて頂きたいと思います。
仏舎利塔を囲む、百観音のお砂踏み場が外回りとする
なら、内回りに新たに建立された十善戒の刻まれた五
つの門を巡ってみてください。
日々の生活で、再び毒に侵されないための指針となり
ます。
不殺生(むやみに生き物を傷つけない)
不偸盗(ものを盗まない)
不邪婬(男女の道を乱さない)
不妄語(うそをつかない)
不綺語(無意味なおしゃべりをしない)
不悪口(乱暴なことばを使わない)
不両舌(筋の通らないことを言わない)
不慳貪(欲深いことをしない)
不瞋恚(耐え忍んで怒らない)
不邪見(まちがった考え方をしない)
是非、声に出して読みながら門を通り抜けて頂きたい
と思います。眼・口・耳・身体からしかっりと取り入れて、
心に刻み込み、普段の生活を有意義にお過ごし頂ければ
と思います。
天狗の落とし文
挨拶は 人間関係を 円滑にする
4月 03
4月1・2日(月・火) 明日ありと 思う心の 仇桜・・・ 昨夜か […] [...more]
4月1・2日(月・火)
明日ありと 思う心の 仇桜・・・
昨夜からの花散らしの雨で、街の桜は散ってしまった
でしょうか。
さて、開瀑式のあった1日は、暖かで、1年ぶりのツバメ
が忙しげに飛んでいました。
開瀑式は、清滝・琵琶滝・蛇滝の3箇所で執り行われ、
水行道場のある琵琶滝と蛇滝では、特に御信徒の皆様
の修行の満足・安全・無事が祈願されました。
翌2日は、小雨の降る中、祈祷殿にて薬王院の車輌と
運転者の交通安全の祈祷が行われました。
お山の桜はこれからです。仁王門のしだれ桜もそろそろ
見頃です。
天狗の落とし文
失敗も 挫折も 成長のもと
3月 23
3月11日(月) 追記 岩手県宮古市田老地区で執り行われた追悼の行事を […] [...more]
3月11日(月) 追記
岩手県宮古市田老地区で執り行われた追悼の行事を
もう少し詳しくお知らせします。
田老地区曹洞宗常運寺での犠牲者慰霊法要の様子。
「万里の長城」と呼ばれる大防潮堤の上を行列する一行。
田老観光ホテルでの供養と修祓の儀。田老地区では約180名の方
が犠牲に。
高尾山主の名代として祇師を務める薬王院法務課長。高尾山からは
3名の僧侶が出仕。
全国から約50名もの僧侶が集まりました。
岩手教区智山派青年会武田秀山会長による、参拝者一人ひとりへの
お加持。
写真の背景には公園と思えない景色が広がっています。
改めて、亡くなられた方々のご冥福をお祈り致すと共に、被災された
方々の心身ともに安心となることを願います。合掌。
天狗の落とし文
志あれば いつでも 再出発は できるはず
3月 23
3月11日(月) 少し時間を遡って、3月11日の東日本大震災の3回忌法要の […] [...more]
3月11日(月)
少し時間を遡って、3月11日の東日本大震災の3回忌法要の
お話をしたいと思います。
震災から丸2年が経ちました。高尾山では、14時30分から
梵鐘をならし、御貫首御導師のもと、護摩修行に参加された
御信徒もそのまま本堂に残り、山内職員も参加し、皆で犠牲
者のご冥福を祈りながら、14時46分を迎えました。
同じ頃、高尾山とも復興支援等でご縁のある岩手県宮古市
田老地区でも追悼行事が行われました。田老地区だけでも、
約180名の方が亡くなったそうです。そのご遺族ら500名近く
の方がご参列のなか、全国から集まった約50名の僧侶に
よって、犠牲者の鎮魂と復興祈願の柴燈護摩供が厳修され
ました。前日の火渡り祭後すぐに、高尾山の僧侶も岩手に
向かい参加いたしました。
「今回法要に参加出来て良かった。気持ちがあっても、自分
だけではなかなか…」と本堂での法要後に話していた方が
いました。同じ気持ちの方は多いと思います。
16日(土)に篤志の方のご助力もあり、高尾山有喜苑内に
東日本大震災物故者の供養塔が建立されました。
塔の内部には、犠牲者の御名前を記した名簿が納められて
おります。高尾山に御来山の折には、是非、お手を合わせて
いって頂ければと思います。
亡くなった方を弔うということは、残された人と向き合うことで
もあります。「月日が経つのは、あっという間だが、時間は止
まったまま」と言う被災者のコメントをニュースで聞きました。
震災から丸2年が経ちました。地震や津波自体はどうする事も
出来ません。誰が悪いわけでもありません。
しかし、震災から丸2年が経ちました。
いつまで、被災地を「被災地」と被災者を「被災者」と呼ぶので
しょうか。それは、地震や津波のせいではなく、そろそろ、私達
一人ひとりの責任かもしれません。
天狗の激励
「一人ひとりの祈りは小さいけれど、束になって大きな力
になる。やがて天に届き、生きる力として皆様の胸に
戻ってくる」